リーディング音楽劇『ジャングル大帝』

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2025年1月10日(金)~13日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、2025年1月18日(土)~31日(金)まで東京・有楽町よみうりホールにて上演される、リーディング音楽劇『ジャングル大帝』。この度、ルネ&ルッキオ編の全キャスト、公演詳細が発表された。

日本を代表する漫画家・アニメーション作家である手筭治虫の初期の名作『ジャングル大帝』。1950年より連載開始された長編漫画で、人間に育てられた白いライオンの子・レオが成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた名作。長きにわたり親しまれてきた同作品を、オーケストラや映像とともに朗読する“リーディング音楽劇”として2023年6月に初演し、大盛況のうちに幕を閉じた。その再演でもあり完結編となる今作は、レオの生涯を、2部作で描く。音楽は、今作のために書き下ろした楽曲をアフリカの広大な大地を彷彿とさせる全編生演奏でおくる。オーケストラの生演奏に加え、声を楽器とするスペシャルなコーラスが中心のバンドにより、大自然や作品の世界観を表現。朗読や音楽だけでなく、動物の動きなどを表現するダンサーも登場し、観て・聴いて楽しめる朗読劇として上演する。

脚本・作詞は自身も幼い頃からミュージカルに出演し、近年多くのミュージカルや舞台の翻訳・訳詞で活躍し若手で注目を集める福田響志。演出を務めるのは第49回菊田一夫演劇賞を受賞し、舞台作品のみならず「東京2020パラリンピック開会式」など幅広い作品で演出を手掛けるウォーリー木下。音楽には、初演のレオ編でアフリカの大地を見事に作曲した岩崎 廉が務める。

2部作の前編であるレオ編で主演を務めるのは、舞台を中心に映像作品、バラエティ番組でも活躍するふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介。初演でも主人公のライオン・レオの成長を4人で表現し、レオ以外の役どころも演じ分けた4人が、レオが幼少期から大人になるまでの物語をさらにパワーアップさせて描き出す。

「ルネ&ルッキオ編」(上段左から)深田竜生、黒田光輝、永田崇人(中段左から)水嶋凜、工藤広夢、ダンドイ舞莉花(下段左から)西川大貴、上口耕平、宮原浩暢

(左から)浦嶋りんこ、吉田純也

今回初演となる後編のルネ&ルッキオ編では、少年忍者の深田竜生、黒田光輝が主演を務める。アイドル活動に加え、映像作品への出演やモデルとしての活動など多岐にわたり活躍の場を広げる2人が初めてリーディング音楽劇に挑む。
そして、ルネ&ルッキオ編に永田崇人、西川大貴、工藤広夢、水嶋凜、ダンドイ舞莉花、上口耕平、宮原浩暢(LE VELVETS)の出演が決定。ウォーリー木下とは今作で10回目のタッグで、ウォーリー演出を知り尽くす永田を筆頭に新たな物語を彩る。さらに、作品の世界観を表現するスペシャルコーラスの浦嶋りんこ、コーラスの吉田純也、ダンサーのホナガヨウコ、池田遼がレオ編のみならずルネ&ルッキオ編でも実力を発揮する。

永田崇人 コメント

『ジャングル大帝』は小さいころよくビデオで観ていたので、身近でもありますしその分プレッシャーも感じています。道徳的にも素晴らしい作品ですし、リーディングだからこそ観ている方にゆだねられる部分も沢山あると思うので、それぞれのアフリカを想像しながら楽しんでいただけたらと思っています。
ウォーリーさんとご一緒するのは約4年ぶり、10本目になります。僕の基礎を作ってくれたのは間違いなくウォーリーさんなので、師匠的存在です。ウォーリーさんがやっていることはいつも面白そうで、今回も手塚さんの描かれる世界の自由さなどがウォーリーさんにぴったりだと思っています。ひさびさにご一緒できますし、すごく嬉しいです。
レオ編が直前にあり、盛り上がっている状態でこのルネ&ルッキオ編は始まると思うので、良いバトンを受け取って2作品で物語をきちんと届けられるよう、自分ができることを精一杯やりたいです。視覚で楽しめるのはもちろん、想像でもっともっと膨らんでいく作品だと思います。皆さんそれぞれの『ジャングル大帝』ができるようがんばります!劇場でお待ちしています。