バルセロナのラファエル・マルケスがようやくスペイン国籍を取得することになった。あとは国籍取得に必要な憲法順守宣言を残すのみとなっていたマルケス。その日取りも来週金曜日(24日)に決まったようだ。マルケスのスペイン国籍取得によりロナウジーニョ、サミュエル・エトー、マルケスが占めていたバルサのEU圏外選手枠が一つ空くことになる。

エトー、メッシ、サビオラの負傷離脱で、地元メディアでは新たなフォワード獲得の必要性についてさかんに論じられているが、クラブ側は冬の移籍マーケットでの選手獲得は考えていないとしている。いずれにしてもEU圏外選手枠が一つ空いていることで選択肢が広がったことは確かだろう。

そして他にも、攻撃ラインの補強のオプションとしてバルサの新たな至宝、バルサB所属の若干17歳のメキシコ人FWジオバニ・ドス・サントスをトップチームに昇格させるという方法もある。これなら移籍金も必要ない。

とはいえ、ドス・サントスのトップチーム昇格については、「ジオバニはまだ若いし、これからもいろいろ学び続けていく必要がある」と慎重さを見せている。ライカールト監督は、EFE通信のインタビューで、「まずは今いるメンバーでこのまま続けていきたいと考えている。だが、手段として、若く才能のある選手を起用することに何の問題はない」とコメント。ドス・サントスの起用もあり得ない話ではないことを示唆している。

今夏のプレシーズンにはトップチームのキャンプに参加。そこで多くを学び、自信をつけ、一回り成長したドス・サントスにチャンスの扉が開かれたと言えるのかもしれない。