京都大賞典の連覇を目指すプラダリア(昨年10月撮影、ユーザー提供:Ginmachineさん)

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 23年ぶりの偉業なるか。GII・3勝の実績を誇るプラダリア(牡5、栗東・池添学厩舎)が、京都大賞典(3歳上・GII・芝2400m)の連覇を狙う。

 プラダリアは父ディープインパクト、母シャッセロール、母の父クロフネの血統。母はJRAで3勝。曾祖母のリトルオードリーは96年に桜花賞トライアルの4歳牝馬特別を制し、オークスはエアグルーヴの3着だった。

 ここまで17戦4勝。3歳時に青葉賞で重賞初制覇を果たした。その後は日本ダービーの5着、菊花賞の7着など善戦止まりが続いたが、昨年の京都大賞典で久々の勝利をゲット。さらに今年の京都記念で3つ目のタイトルを獲得している。近2戦は大阪杯が6着、宝塚記念が4着とGIの壁に跳ね返されているが、GIIなら間違いなく地力上位。まして3戦2勝と十八番にしている京都が舞台なら、主役といえる存在だ。

 これまでに京都大賞典を連覇した馬は、前身のハリウッドターフクラブ賞時代を含め、73~74年のタニノチカラ、89~90年のスーパークリーク、00~01年のテイエムオペラオーの3頭のみ。いずれも大舞台で結果を残した名馬だ。ぜひとも偉大な先輩に続く連覇を果たし、秋の大舞台に弾みをつけてほしい。