「光るパジャマ」はどういった経緯で作られたの？眠るときは見られないのに人気な理由を解説

2024年9月24日 19時10分

夜間に光るパジャマのデザインは、一見奇妙に感じられるかもしれません。寝るときに見られることはないのに、なぜこんなに人気があるのでしょうか。また、この魅力的なアイテムの誕生には、どのような経緯があるのでしょうか。今回は光るパジャマの成り立ちと、その人気の理由を探ってみます。

光るパジャマとは

光るパジャマとは、2007年にバンダイから発売されたアイテムで、太陽光や蛍光灯などの光を吸収し、暗い場所で一定時間発光する「蓄光プリント」技術を使用している点が大きな特徴です。
暗い場所に移動すると、蓄光プリントで描かれた絵柄が光ることから、子どもたちの間で人気のシリーズとなっています。
仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ、プリキュア、ウルトラマン、アンパンマンなど、さまざまなキャラクターの光るパジャマが発売されています。

寝心地のよさを最優先

光るパジャマはユーザーの声を何より大切にして作られています。ユーザーアンケートを年2回実施し、その結果を貴重な参考資料として商品開発に役立てているようです。
単に光ればよいというものではなく、ユーザーの意見を参考に、より魅力的な光り方を追求しているのも特徴です。子どもたちにとって光る部分が魅力的に映るか、想像力を掻き立てるような光であるかを確認しています。
また、光るパジャマは子どもたちの快適な睡眠も重視しているため、素材にもこだわり、デリケートな子どもの肌に優しく、快適な睡眠をサポートする綿を多く使用しているとされています。

光るパジャマが作られた経緯

光るパジャマは、子供たちが暗い場所でも怖がらずに眠りにつけるように、また率先して寝る支度をしてもらうために作られたようです。
さらに、光るパジャマはエンターテインメント性も持ち合わせており、子供たちに楽しさと驚きを提供しています。

大人気の光るパジャマ/累計販売枚数780万枚以上を記録

光るパジャマは、2007年にバンダイから発売されて以来、ロングセラー商品として成長を遂げており、2024年2月時点で累計販売枚数は780万枚以上に達しているといわれています。特に「暗い場所が怖い」「パジャマを着るのを嫌がる」といった親子の悩みを解決することを目指して開発されたこのパジャマは、親から高評価を得ているようです。
また、暗闇でも子どもの位置が分かるため、夜中に誤って踏んでしまう心配が減ったといった意見もあるようで、大人向けの光るパジャマを望む声もあり、その人気は子どもだけにとどまらないようです。

光るパジャマはバンダイ アパレルストアで購入出来る

光るパジャマは、プレミアムバンダイのホームページからも購入することができます。上下セットだけでなく、トップスやボトムスを単品で購入することもできます。
上下セットの価格は3190円からと、お手頃な価格帯で販売しています。トップス単品は2200円、ボトムス単品は1430円と、お好みの組み合わせで自分だけのオリジナルパジャマを作ることも可能です。
お気に入りのキャラクターのトップスにシンプルなボトムスを合わせたり、逆にシンプルなトップスに個性的なボトムスを合わせたりと、コーディネートの幅が広がります。

親子の悩みを解決するために生まれた光るパジャマ

光るパジャマは、見た目の楽しさだけでなく、実用性も兼ね備えたアイテムです。親子のニーズに応えることで、その人気を保ち続けています。
親の視点から見ると、子どもが夜の準備を嫌がらず、安心して眠れる環境を提供できることが大きな魅力だと考えられます。また、子どもにとってはお気に入りのキャラクターが光ることが夜の楽しみとなり、暗い部屋でも安心して過ごせるようになるでしょう。
光るパジャマの今後の商品展開にも目が離せません。