「まるでテレビゲームの数字」大谷翔平 驚異の1週間スタッツが米でも話題 「1か月分の成績」「この世のものじゃない」

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大谷はこの1週間で圧巻のパフォーマンスを見せた(C)Getty Images

 米大リーグ機構(MLB)は23日(日本時間24日)、9月16〜22日の週間MVPを発表した。

 ナ・リーグはドジャース・大谷翔平が選出された。大谷にとっては今季リーグ最多3度目の受賞となり、エンゼルス時代とあわせて通算10度目の受賞となった。

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 同期間の大谷のパフォーマンスといえば、圧巻の一言につきる。

 全7試合にリードオフマンとして出場、32打数16安打で打率5割、6本塁打、17打点、7盗塁。

 中でも大きなインパクトを残したのは現地19日(日本時間20日)に敵地で行われたマーリンズ戦。6打数の内、後半に3打席連続弾を放ち、1試合で6打数6安打10打点2盗塁と脅威的な活躍を示した。自身でも「こんなに打てるとは思わなかった」と驚くほどの好調さで、シーズン終盤のチームを盛り立てている。

 8月は打率「.235」と苦しんだが、勝負の9月に入ってからは打率「.354」と完全復活した。

 今シーズンの活躍を見守ってきたデーブ・ロバーツ監督も「今の彼は人間に見えない。これだけ長い間、絶好調を維持している選手を見たことがない」と驚くほどの「無双モード」に突入している。

 この大谷の異次元パフォーマンスには球団公式Xでも1週間の成績を示しながら「まるでテレビゲームの数字。大谷翔平がナ・リーグの週間MVP」と速報、圧巻のパフォーマンスをたたえた。 

 同様にMLB公式Xも大谷の週間MVP、1週間に残した成績を投稿すると、米ファンからも「この世のものじゃない」「史上最高の1週間」「多くの選手にとっては1か月分の成績だ」と驚愕の声が続々と上がっている。

 節目の「50-50」もあっさりクリア。「53-55」まで記録を伸ばしている。残り6試合とし、24日(日本時間25日からは)からは2位パドレスとの3連戦を控える。2連勝すれば25日(同26日)にも待望の地区優勝が決定する。目指した「ひりひりした9月」の戦いでさらに勢いをつけ、勝負のポストシーズンに突入する。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]