ソシエダのイマノル・アルグアシル監督がバジャドリー戦を「非常に良い80分間をプレーした」と振り返った。複数の現地メディアが伝えている。

 イマノル監督は3試合無得点で迎えた昇格組との一戦で4-3-1-2の新布陣を選択。MF久保建英はトップ下の位置に入り、流動的にサイドに動きながら決定機を演出した。しかしソシエダに得点は生まれず、久保は81分にあたる後半36分にFWウマル・サディクとの交代で退いた。その後もゴールネットを揺らせず、0-0のスコアレスドローに終わった。

『Relevo』によればイマノル監督は試合後、「非常に良い80分間をプレーしたし、多くの得点機会を作った」と試合を総評。また『マルカ』によれば「バジャドリーよりも80分間優れていて、多くのチャンスを作りながらゴールを奪えなかったのは腹立たしい」と悔しさを示したようだ。

 なおイマノル監督が触れなかった残り10分間のほとんどは久保が退いた後の時間帯で、大手データサイト『Sofascore』が記録した同時間帯のシュートは2本。サディクのシュートが目の前のDFにブロックされた場面とFWシェラルド・ベッカーが終了間際にロングレンジから右足を振ってGKの正面に飛んだ場面で、攻撃の停滞がシュートの状況からも見てとれた。

 ソシエダは25日にUEFAヨーロッパリーグの初戦でニースと対戦し、公式戦5試合ぶりのゴール、そして同6試合ぶりの勝利を目指す。