俳優の松岡茉優が18日、ポッドキャスト番組『松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」』(YouTubeほか各オーディオストリーミングサービスで配信)に出演。思春期のころの“苦い思い出”を語った。

松岡茉優

○思春期は「本当にキツい」「体と心が成長中だから…」

この日の配信では、高校2年生のお悩みを紹介。相談者は、部活の大会の移動中に、後輩とアイスを買って食べたところ、学校に通報されてしまったそうで、「放送で呼び出され、“学校の看板に泥を塗った。部長としての自覚がない”と怒られ、反省文を提出することになった」と吐露。「大会で結果が出せず落ち込んでいたところに、先生から叱られ、反省文まで書かされ、しばらく立ち直れない。元気がないとき、どうやって立ち直っているか?」と相談を寄せた。

松岡は、「いろいろ引っかかるんだけど、由緒正しい名門校なんだろうね」「別に学校の批判はしないけど。放送は見せしめってことでしょ?」と想像しつつ、「高校2年生なんてめっちゃ渦中だよ。何したってしんどかったし」と吐露。自身の青春時代を、「普通に楽しかったよ。だけど、思春期って本当にキツいよ。マジでキツいと思った」と率直に振り返りながら、「体と心が成長中だから、物理的にいろんなことをこの世のすべてだと思って受け取るのも、よく覚えてる。何したって落ち込むし、よくわかるよ」と相談者に寄り添った。

また、中学時代に演劇部に入部したという松岡は、先生に怒られた“苦い思い出”を回顧。「お芝居のレッスンを会社で受けてたから、演劇部のやり方が全然わかんなくて」とこぼし、「私が完全に悪かったんだけど、先輩たちに言わずにスルッと幽霊部員になった」そう。その後、顧問の先生に呼び出され、「そんなに怒る? って今でも思うくらい、机とか叩いてギャンギャン怒られた」と言い、「ビックリして泣いちゃって。そしたら、“泣けばいいと思ってるのか!”みたいな。今はないかもね。15年ぐらい前か……」と苦笑しながら振り返った。

そんな経験から、「今、気持ちを共有できるのは、後輩ちゃんだと思うから。帰り道じゃなきゃいいんだもんね。“一緒にアイスを食べに行こう!”とか、そんな楽しい約束を作ってくれたら。同じ温度で話せる人と話してほしい。それは元気出ると思うな」と明るく励ました松岡。「ルールが違っただけ。ルールを守る練習なのかもしれない。物を盗んではいけませんとか、社会のルールがいっぱいあるじゃん」と前置きしつつ、「悪いことはしてないから。ルールを則った形で、おいしいアイスを後輩ちゃんと食べてください!」とメッセージを送っていた。

【編集部MEMO】

松岡茉優と伊藤沙莉が、2023年に芸能生活20周年を迎えた節目に、ポッドキャスト番組『松岡茉優&伊藤沙莉「お互いさまっす」』を同年10月からスタート。リスナーから「イライラしたこと」「モヤモヤしてること」「情けなかったこと」「恥ずかしかったこと」「気持ちよかったこと」など、あらゆる喜怒哀楽エピソードを募集し、気心の知れた二人がリスナーの気持ちに寄り添いながらプライベートに近い感覚で語り合う。隔週水曜日配信。