イバンコビッチ監督に辞任の意思はないようだ。(C)Getty Images

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 北中米ワールドカップのアジア最終予選で低調な2か国が、監督を退任を発表した。

 2連敗でB組最下位のオマーンは9月19日、ヤロスラフ・シルハビ監督の契約解除を発表。翌20日には、日本と同じC組でまさかの1分け1敗スタートとなったオーストラリアが、グラハム・アーノルド監督の辞任をリリースしている。

 この動きを受けて、中国では、日本に0−7と歴史的大敗をした後、数的優位に立ちながらサウジアラビアに逆転負けをした同国代表を率いるブランコ・イバンコビッチ監督の解任を求める声が高まっている。

 中国のポータルサイト『捜狐』は「中国代表チームとオマーンを比べれば、中国サッカー協会がいかに進歩を望んでいないのかがわかるだろう」と指摘している。

「現在の情報筋によると、イワンコビッチ氏は引き続きその職に留まり、10月も代表チームを率いる予定だが、オマーンサッカー協会は2連敗のシルハビ監督を解雇したという。中国サッカー協会はこの状況に甘んじているのかもしれない」
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 また、中国メディア『直播吧』はチョウ・ウ記者がこう主張したと伝えている。

「オマーン代表とオーストラリア代表はともに、ワールドカップ予選の最初の2節で満足のいく結果が得られなかったため、監督を交代した。プロサッカーでは成績が悪ければすぐに監督を代えるのが普通だ。次の試合の期限が迫っているとか、新監督が選手たちに不慣れであるとか、アジアのサッカーに不慣れであるとか、くだらないことについて一切騒がなかった。我々は、最終的に監督を代えることができない」

また、ファンからも「彼らは辞任しているが、イバンは辞任していない」「日本に0−7で負けて続投は恥知らずだ!」「プレッシャーに耐える能力しかないのか?」「最下位で更迭しないのが理解不能」「5位は辞任、6位はやめる気なし」といった声が上っている。

 第3節では、監督を代えたオーストラリアと、代えなかった中国が対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部