アスレチックス戦で好投したカブスの今永昇太【写真:ロイター】

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アスレチックス戦に先発し6回2失点

 米大リーグ・カブスの今永昇太投手が16日(日本時間17日)、本拠地シカゴで行われたアスレチックス戦に先発し6回を5安打2失点、キャリア最多11奪三振の好投で、日本人左腕としては2002年の石井一久(ドジャース)に並ぶシーズン最多の14勝目(3敗)を挙げた。シーズン規定投球回の「162」もクリアする熱投に、試合後のクレイグ・カウンセル監督は「私たちにとって本当に素晴らしい投手だ」と手放しのほめようだ。

 初回、今永は1番ウィルソンに初球を右翼への三塁打とされ、立ち上がりからピンチを迎える。しかし冷静に2番ルーカーを空振り三振に仕留めると、後続も抑えて無失点で切り抜けた。2回も得点を許さず、シーズン規定投球回数に到達した。

 3回にはルーカーに右翼席への38号2ランを浴びたものの、続く3番ブレディ、4番ランゲリアーズ、5番ゲロフのクリーンアップを3者連続三振。6回1死一塁からはソーダーストロムを空振り三振に仕留め、キャリアハイの11奪三振を記録した。

 カブスの地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の試合後番組が伝えたインタビューによると、クレイグ・カウンセル監督は今永について「彼はルーキーで、それが本質だと思う。本当に良い才能を持っている」と絶賛。大リーグ1年目として好成績を残していることについて「他にも達成すべきことがあるといいが。彼は間違いなく素晴らしいシーズンを送っている。私たちにとって本当に素晴らしい投手だ」とチームへの貢献をたたえていた。

(THE ANSWER編集部)