サラー獲りへ「オファー準備」…サウジ関心も「状況は異なる」、浮上した“欧州残留”の可能性
リバプールの契約は、2025年6月まで、去就動向に新展開か
イングランド1部リバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、今シーズン限りでクラブとの契約が満了を迎える。
カタルーニャメディア「El Nacional」は、そんなサラーに対して欧州の2つのビッグクラブが契約を望んでいると伝えた。
サラーとリバプールの契約は、2025年6月まで。このまま契約が延長されなければ、移籍金ゼロで他クラブへ移ることが可能となる。32歳のサラーは、まだプレー面で衰えを見せていないこともあり、欧州では関心を持つクラブもあるという。
「El Nacional」によれば「フランス1部パリ・サンジェルマン、イタリア1部ユベントスが関心を持っているクラブ」であり、「両チームは選手の状況を見ており、ヨーロッパでキャリアを続けさせるためにオファーを準備している」と報じている。
両クラブにとって新たな攻撃陣を形成するうえで「完璧」なピースだと同メディアは指摘。さらに記事では「最近の発言で、このエジプト人ストライカーは、今シーズンがアンフィールドでの最後のシーズンになると明言した」と去就の信ぴょう性を強調しつつ「サラーの将来はアル・イテハドなどが関心を示しているサウジアラビアにあるというのが、リバプール内の見方であるが、状況は異なるかもしれない。ストライカーは欧州にとどまり、キャリアで約10年に渡って輝いたクラブと対戦することも厭わない」と伝えている。
これまでサラーは欧州にとどまることをリバプールに対する「裏切り」に感じて、他大陸へ渡るのではないかと見られていた。しかし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含め、より競技力の高い場所でのプレー続行を望んでいるようで、「サウジアラビアは財産をもたらすかもしれないが、ヨーロッパ各国のリーグでの高い競争力は、彼にとって大きな魅力だ」と、欧州残留の可能性を指摘した。
去就が確定するまで、サラーの動向は大きな注目を集めることになるだろうが、エジプト人アタッカーは何を求めることになるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)