【西武】西川愛也選手インタビュー 「今は打率というよりも毎試合ヒットを積み重ねていきたい」
8月29日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの西川愛也選手にインタビューした模様を放送した。プロ初の猛打賞、また一軍定着に向け乗り越えなければならない壁について訊いた。
――昨日(8月28日、対ロッテ16回戦)は素晴らしいホームランでした。
西川「ありがとうございます」
――昨日のホームランを振り返っていただけますか?
西川「あの打席は初球から甘いコースに来たら積極的にバットを振っていこうと思って打席に立ちました」
――長谷川信哉選手がヒットを打ち、源田壮亮選手がタイムリーヒットを放ったあとの打席でしたね。
西川「いい流れを2人が作ってくれたので、落ち着いた気持ちで打席に立つことができました。唐川(侑己)投手も連打で少し焦りもあったと思うので、それが甘い球が来たことにつながったと思います」
――ホームランの手応えはどうでしたか?
西川「打った瞬間に柵越えすると思いましたが、風もあったので『どうかな~』とも思いました」
――柵越えの当たりを打つのは気分的にはいかがですか?
西川「やっぱり気持ちいいですよね」
――昨日は延長戦に突入して、延長10回に西川選手が追加点のチャンスを作るヒットを放ちましたね。
西川「『スライダーが来たら打ちにいこう』と思っていて、初球からスライダーが来てくれた感じですね」
――配球の読みが当たっているかと思いますがいかがですか?
西川「根拠はなかったのですが『スライダーが来そうだな』と感じて、自分のなかで『スライダーを待っていこう』と思って打席に立ちました」
――昨日は2安打。8月21日のオリックス戦(20回戦)は3安打を放ちました。プロになってから初めての猛打賞だったと思いますが、振り返ってみていかがですか?
西川「その時は『3安打打てた』と嬉しかったのですが、次の試合(8月22日、対オリックス21回戦)で5打席凡退したら猛打賞をマークした意味がなくなってしまうと思うので、猛打賞を記録した次の試合でのヒットが大事だなと実感しました」
――西川選手はオープン戦からいい形でシーズンに入りましたが、途中で登録抹消を繰り返しました。西川選手が感じた乗り越えなければいけない壁はどんなことですか?
西川「やっぱり大事な場面でもっと打てるようになりたいなと思っています。源田さん、外崎さん、栗山さんは打ってほしい場面で打ってくれて、『やっぱり一流だな』と思いますし、僕はチャンスの場面でまだ凡退してしまうことが多いので、もっと力を発揮できるようになれたらなと思います」
――力を発揮するためには技術面ですか? それともメンタル面ですか?
西川「両方です」
――残りの試合数も少なくなってきましたが、今日の段階で西川選手の打率は.224です。昨年は41試合に出場して.227でした。打率の目標を最後に教えていただけますか?
西川「シーズンに入る前は2割2分7厘以上は打ちたいと思っていたんですけど、今は打率というよりも、毎試合ヒットを積み重ねていきたいという思いですね」
※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー