東京株式(前引け)=前日比89円安、方向感に欠ける値動きに

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 6日前引けの日経平均株価は前日比89円04銭安の3万6568円05銭。前場のプライム市場の売買高概算は8億2873万株、売買代金概算は1兆9115億円。値上がり銘柄数は622、値下がり銘柄数は956、変わらずは65銘柄だった。

 日経平均株価は朝高後は軟調に推移。前日の米株式市場で、NYダウは反落したもののハイテク株は底堅く、ナスダック指数は上昇した。これを受け、日経平均株価は値を上げてスタートし、朝方に240円あまり上昇する場面があった。ただ、買い一巡後は売りが優勢となりマイナス圏に転じたが、その後は前日終値を挟んだ一進一退となる方向感に欠ける値動きとなった。為替が円高・ドル安で推移していることも警戒された。今晩は米8月雇用統計が発表されることもあり、市場には積極的な売買は手控える動きも出ている。

 個別銘柄では、レーザーテック<6920.T>やディスコ<6146.T>、東京エレクトロン<8035.T>が安く、トヨタ自動車<7203.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>も軟調。ソフトバンクグループ<9984.T>も値を下げた。半面、ニトリホールディングス<9843.T>やイオン<8267.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>が高く、積水ハウス<1928.T>や花王<4452.T>がしっかり。

出所:MINKABU PRESS