試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:川村虎大】

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ドジャース移籍後初となるエンゼルスタジアムでの公式戦

【MLB】ドジャース 6ー2 エンゼルス(日本時間4日・アナハイム)

 ドジャース大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地・エンゼルス戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数1安打1打点だった。ドジャース移籍後初となるエンゼルスタジアムでの公式戦は延長の末に6-2で勝利した。試合後、大谷は「本当に感謝しかない。今日ここでプレーできたというのが、自分にとって大きなことかなと思います」と、古巣のファンに思いをめぐらせた。

 初回先頭で打席に立つと、両翼のスクリーンにはエンゼルス時代の大谷の功績を称えるビジョンが映し出され、観客はスタンディングオベーションで歓迎。ドジャースファンも多く駆け付け、MVPコールも沸き起こった。大谷は「選手としてありがたい」と振り返った。第1打席はエンゼルス時代、仲が良かったリード・デトマーズ投手に一ゴロに倒れた。

 1点を追う3回1死一塁の第2打席は右翼線へ痛烈な当たり。打球はフェンスの隙間に挟まっている間に一気に三塁を陥れた。適時三塁打で同点に追いつくと、続くムーキー・ベッツ内野手の適時打で一時勝ち越しのホームを踏んだ。

 5回1死の第3打席は見逃し三振。8回無死一塁の第4打席はWBCベネズエラ代表の元同僚ホセ・キハダ投手と対戦して空振り三振に倒れた。1点をリードした延長10回2死二塁では申告敬遠を受けブーイングの。その後、ベッツが3ランを放ちチームは勝利した。

 6年間本拠地としていたエンゼルスタジアムで、ドジャースの選手として初の公式戦だった。「もちろん楽しみにしていましたし、勝ちたいなというのが1番。いい形で勝ててよかったです」。エンゼルスファンから温かい歓迎を受けたことについては、「アナハイムのファンの人たちの前でできるというのは一番。本当に感謝しかない。今日ここでプレーできたというのが、自分にとって大きなことかなと思います」と思いを語った。(Full-Count編集部)