世界スーパーバンタム級4団体防衛戦、TJ・ドヘニーは腰を痛めて異例の決着で井上尚弥が勝利した【写真:中戸川知世】

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世界スーパーバンタム級4団体防衛戦

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で7回0分16秒TKO勝ちした。敗れたドヘニーは前日計量から11キロも増量してこの試合に臨んだが、最後は腰を痛めたようで思わぬ決着に。試合開始前から日本の視聴者は“別の異変”に気付き、「軽量級って言っちゃダメ」「怖い!」と驚きの声を上げていた。

 ドヘニーは2日の前日計量で55.1キロだったが、日本ボクシングコミッション(JBC)の当日計量では11キロ増の66.1キロだった。井上も55.3キロから62.7キロと7.4キロ増だったが、ドヘニーはなんと5階級上のウェルター級(66.68キロ以下)レベル。ボクシングではIBFが当日朝に上限を設けた計量を義務付けるが、今回は4団体統一戦のため実施せず。JBCの当日計量に上限はない。

 リングに上がったドヘニーの体は、明らかに前日計量の肉体より巨大化していた。対峙した井上尚弥と比較してもその肉体は際立ち、X上の視聴者も「ドヘニーあまりにもデカい」「ドヘニー背中デカい!怖い!」「これ軽量級って言っちゃだめだろ」などと驚きの声を上げていた。

 ただ、最後は7回開始直後にドヘニーが腰を痛めてTKO負け。「ギックリ腰」がXでトレンド入りし、「半日で11kgも戻せばそりゃ腰にもデカい負担来るだろ」「ともかくドヘニーに大事がないことを祈るよ」などと心配の声も上がっていた。

(THE ANSWER編集部)