【2025年】第110回薬剤師国家試験の日程と概要、過去の結果と合格率
1. 第110回薬剤師国家試験の概要
試験日
2025年(令和7年)2月22日(土)・23日(日)
試験地
北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県
受験願書の配布期間
2024年10月中旬以降
受験願書は各大学で配布されるほか、郵送または窓口(薬剤師国家試験運営本部(臨時)事務所、もしくは厚生労働省)にて請求できます。
受験申込期間
2025年1月6日(月)~16日(木)
受験手数料
6,800円(受験願書に収入印紙を貼る)
合格発表
2025年(令和7年)3月25日(火)午後2時
厚生労働省サイトの資格・試験情報ページにて、受験地・受験番号を掲載して発表されます。また合格者には合格証書が郵送されます。
2.薬剤師国家試験の出題、配点
第110回薬剤師国家試験の出題範囲は次のとおりです。
〈必須問題試験〉
物理・化学・生物 衛生 薬理 薬剤 病態・薬物治療 法規・制度・倫理 実務〈一般問題試験〉
薬学理論問題試験
物理・化学・生物 衛生 薬理 薬剤 病態・薬物治療 法規・制度・倫理薬学実践問題試験
物理・化学・生物 衛生 薬理 薬剤 病態・薬物治療 法規・制度・倫理 実務例年の出題数と配点は次のようになっています。
出題形式は、正答肢を選択する形式(一問一答形式、正答の設問肢が一つではない形式、または解答肢のすべての組合せの中から正答肢を選択する形式)を基本としています。
3.過去の合格基準と合格率の推移
合格基準薬剤師国家試験の合格基準は相対基準のため、毎年変動します。過去5年間の合格基準を見ると、正答率61~68%台で推移しています。
前回109回の合格基準点は、以下のようになりました。
第109回薬剤師国家試験の合格基準
全問題の得点が420点以上(688点満点) 必須問題について全問題の正答率が70%以上、かつ、各科目の正答率が30%以上 禁忌肢問題選択数は2問以下薬剤師国家試験の受験者数と合格者数は直近5年で微減傾向にあり、合格率は68~69%台で推移しています。
前回の第109回薬剤師国家試験の結果は次のようになりました。
ほかの国家資格同様、新卒者と既卒者では合格率が大きく異なります。薬剤師国家試験の場合、新卒者の合格率が80%以上なのに対して、既卒者の合格率はその半分の40%程度と大きく低下しています。
4.試験当日の時間割
試験は2日間にわたって実施されます。参考に、前回109回の時間割を紹介します。
5.合格後の免許申請手続き
合格後は免許申請の手続きをおこない、厚生労働省が管理する薬剤師名簿に登録されることで、初めて有資格者として業務が可能になります。申請から免許証が手元に届くまでは最長5ヶ月ほどかかることもあるので、合格後は速やかに申請手続きをおこないましょう。
申請書類の提出先住所地を管轄する保健所
保健所(一部の県については県庁)の業務時間内
必要書類〈必須書類〉
・合格証書(窓口での提示に使用) ・免許申請書(指定様式はこちら) ・診断書(発行日から1ヶ月以内のもの、指定様式はこちら) ・住民票の写しまたは戸籍抄(謄)本または住民票記載事項証明書(発行日から6ヶ月以内のもの) ・収入印紙 3万円(申請書内に添付)〈登録済証明書の発行を希望する場合のみ必要〉
・登録済証明書用はがき(所定の様式) ・所定料金の切手(速達を希望する場合は速達分の切手)免許登録後、免許証が手元に届くまでは2~3ヶ月ほどかかります。その間に「登録済証明書」の提出を求められる職場もあるので、必要な場合は免許申請時に依頼しておきましょう(後日では発行不可の場合があります)。登録済証明書用はがきは主に保健所で配布しています。
参照:厚生労働省|薬剤師免許の申請手続き等について
試験に関する問い合わせ先
薬剤師国家試験運営本部事務所
〒135-0063
東京都江東区有明3丁目6番11号 TFTビル東館7階
電話番号:03-5579-6903
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