現在プレミアリーグで首位を走るマンチェスター・ユナイテッドに、大型ストライカー獲得の可能性が浮上した。そのターゲットとは、スペイン代表のFWフェルナンド・トーレスだ。

 現在22歳のトーレスに、4年前から注目していたというアレックス・ファーガソン監督。すでに3度のオファーを提示しているが、所属のアトレティコ・マドリーが首を縦に振らず、獲得は実現していなかった。また、豊富なタレントを揃えながら結果を残せないクラブの窮状を察したトーレスも、近年相次いだビッグクラブのラブコールを断り続けていた。

 しかし、11日付けの英国大衆紙『ザ・サン』によると、ここに来てアトレティコはその態度を軟化。2200万ポンド(約49億円)とも言われるトーレスの売却益で新たな戦力を獲得すべく、来年1月のマーケット再開時に移籍を容認する構えを見せているという。

 フィジカル、テクニックの両面で、すでにワールドクラスのレベルにあるトーレス。今夏レアル・マドリーに移籍したFWルート・ファン・ニステルローイの後継者として、ファーガソン監督も大きな期待を寄せているという。ウェイン・ルーニーとの強力2トップの実現なるか。覇権奪回のキーマンとなり得る逸材の獲得で、打倒チェルシーに弾みをつけたいところだ。