「iPhone 15 Pro Max」対「Pixel 9 Pro XL」、ファイト!
iPhone 16シリーズ発売の直前ではありますが。
「Google(グーグル)が作ったAIスマホ」を合言葉とする、Pixel 9シリーズ。その最上位モデルであるPixel 9 Pro XLと、同じくApple(アップル)の最上位スマホであるiPhone 15 Pro Maxを、MacRumorsが比較しています。
動画で触れている内容を、項目別にざっと振り返ってみましょう。
外観と操作性
Pixel 9 Pro XLはiPhoneに似た印象で、高級スマホらしいデザインとソフトウェアを備えています。また、iPhoneのように「Pro」を名乗るモデルを2種類作ったのは今回が初めてです。
iPhone 15 Pro Maxはチタンのシャーシを採用しています。Pixel 9 Pro XLはステンレスのシャーシを採用しており、重量はiPhone 15 Pro Maxよりも重く感じます(公称値はどちらの重量も約221g)。
カメラ性能
Pixel 9 Pro XLは50MPの広角レンズ、48MPの望遠レンズ(iPhone 15 Pro Maxと同様の光学5倍ズーム)、48MPの超広角レンズを備えています。画質は良好で、ここ最近の高級スマホに期待されているものです。
iPhone 15 Pro Maxは48MPの広角レンズ、12MPの望遠レンズ、12MPの超広角レンズを搭載。iPhone 16シリーズが発売された際にあらためて比較しますが、iPhone 16 Proには暗所耐性に優れた48MPの超広角レンズが採用される予定です。
AIに関する機能
Pixel 9シリーズは多くのAI機能を搭載しており、Apple(アップル)のApple Intelligenceで対応できないものもあります。たとえばAIでオブジェクトを追加するReimagine(編集マジックの拡張機能、写真内のオブジェクトを別のものに置き換える)機能は、Appleは採用するつもりはありません。
Pixel 9が発売された当初、爆弾や血痕などを追加できましたが、Google(グーグル)はこれを停止しました。他には「一緒に映る」や「動画ブースト」「超解像ズーム」などの画像に関する機能が搭載されています。
Pixel 9シリーズにはGoogleアシスタントの代わりとなるGeminiが統合されており、会話をすることができます。携帯電話とチャットをするのは奇妙な体験で、普及しない気がしますし、有料版の利用には追加費用がかかります、
Geminiはコンテキストの理解に優れており、以前よりも役に立つでしょう。Appleが開発している改良版Siriとの比較が楽しみです。
その他の便利機能
Googleは新たに「Call Notes(通話メモ)」を追加しました。これはAppleがiOS 18.1ベータで導入した通話録音オプションに似たようなもので、通話内容を書き起こしや要約が可能。なお日本語では現状使えません…。
毎日の天気を要約してくれる天気アプリや、スクリーンショットの内容を検索可能な情報として解析してくれる「Pixel Screenshots」機能などもありますが、こちらも日本語には非対応。
まとめ
動画では、Pixel 9 Pro XLには優れたソフトウェアやカメラ機能、AI機能が詰め込まれており、優れたスマホであるとまとめています。「AndroidユーザーにとってのiPhoneとも言えるでしょう」とのことで、これは実物を触った僕もそう思いました。内実ともに高級Androidになったといえますね、Pixel 9。
Source: MacRumors