今年の夏、約7割の人が「睡眠の質低下」を実感 酷暑と夏バテが影響 専門家も危機感
日光浴の目安時間を提案するデバイスとアプリを提供する日本ゼオン株式会社がこのほど、20代から60代の男女1028人を対象に今年の夏バテに関するアンケート調査を行い、その結果を発表した。
【調査結果】「睡眠の質が下がっている」と思った瞬間についての調査結果 今年の夏はみんな感じているかも…
今年の暑さに関して、例年より暑いと感じる人は75.6%、今年夏バテを感じた人は69.0%にのぼった。年代別で見ると、最も夏バテを実感しているのは20代女性で、8割以上(81.0%)が感じると回答した。
今年経験した夏バテの症状については、1位「体がだるい」(65.6%)、2位「疲れやすい」(47.7%)、3位「睡眠の質の低下」が上位に。3人に1人以上(36.5%)が夏バテ症状として「睡眠の質の低下」を感じていることが判明し、そのほか「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」などが上位に上がり、睡眠に影響が出ている傾向が見られた。
続いて今夏の睡眠時間の変化について伺うと、春頃より「短くなった」と回答する人が最多(45.9%)に。年代別で見ると40代女性が最多(61.3%)となった。最近の平均睡眠時間については、「5時間以上~6時間未満」(29.8%)が最多。全体で見ると、専門家が推奨する睡眠時間に達していない(睡眠時間が「7時間未満」)人は81.2%にのぼった。
また睡眠の質の低下を感じている人は68.4%に。夏バテという実感はなくとも、今年の夏に睡眠の質の低下を感じる人は約7割近く存在した。睡眠の質の低下を感じた最大の理由については「夜中に目が覚めるため」「寝付きが悪いため」「起床予定の時間よりも早く目が覚めてしまうため」という回答が上位になった。
専門家によると「猛暑は夜間の深部体温低下を阻害することで睡眠の質が下がりやすい傾向がある」とのこと。そして「睡眠の質の低下により、やる気や疲労度について影響が出ている可能性がある」と指摘していた。
(よろず~調査班【ライフ】)