(左から)相馬理さん、葉山侑樹さん、井内悠陽さん、宮澤佑さん、鈴木美羽さん、齋藤璃佑さん 撮影/山本一人

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『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット』が現在大ヒット上映中。さまざまな分野のプロフェッショナルであるブンブンジャーが、それぞれの個性と特技を発揮して活躍する今作は、『ブンブンジャー』の魅力が詰まった映画となっている。

今回はブンレッド/範道大也役・井内悠陽さん、ブンブルー/鳴田射士郎役・葉山侑樹さん、ブンピンク/志布戸未来役・鈴木美羽さん、ブンブラック/阿久瀬錠役・齋藤璃佑さん、ブンオレンジ/振騎玄蕃役・相馬理さん、ブンバイオレット/焔先斗役・宮澤佑さんの、ブンブンジャー座談会をお届け。宮澤さんが参加してからの『ブンブンジャー』チームの変化、映画のイチオシシーンを伺った。

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◆兄貴分の宮澤さん、お母さん役の相馬さん◆

――宮澤さんは追加戦士として番組途中からの参加でしたが、現場にはすぐ馴染めましたか?

宮澤 出来上がったチームの中に入ることは、普通のドラマでも経験があったので不安はなかったです。ただ一つ心配だったのは、これから約一年間やっていくうえで、5人の中に性格が合わない人がいたらどうしようかなって。

一同 (笑)

宮澤 でも、衣装合わせの日に璃佑と美羽ちゃんが走り寄ってきて、「ブンバイオレットってどんな感じなんですか?」と声をかけてくれたんです。

鈴木 そうなんです。初めてブンバイオレットの人に会えると思って。

宮澤 その後5人の前で挨拶させてもらったときにも、「絶対に素敵な人たちだ!」と感じましたね。みんなが楽しんでやっていることが伝わるし、僕もそのエネルギーをもらって撮影を楽しんでいます。

――宮澤さんが加わり、変化を感じたことはありますか?

葉山 これまで最年長として僕たちを引っ張ってくれた理くんとは、違った角度で助けてくれますし、現場の雰囲気が締まった気がします。頼もしいお兄ちゃんが増えたと感じました。

鈴木 5人でいると学生みたいに、ずっとワイワイ騒いじゃうんですよね(笑)。ザワくん(宮澤さん)は、やるぞというときはピッと締めてくれるし、楽しむときは一緒に全力で楽しんでくれる、素敵なお兄ちゃんです。

齋藤 ブンバイオレットが強いしカッコよくて、僕だけでなくみんなの中に、「負けてられないな」という競争心が少しずつ芽生えてきた感じがします。もちろん仲は良いんですけれども。

井内 これまでもみんなから演技を学びたいと思って撮影に臨んでいましたが、佑くんが来てさらに学びの場が増えた気がしますね。先斗のキャラクター自体、今まで『ブンブンジャー』にいなかったタイプだし、佑くんは舞台のお仕事もしているので、発声や立ち方、動き方を僕の予想がつかない引き出しで演じているんです。いつも現場で勉強させてもらっています。

鈴木 ザワくん、なんて顔してるの(笑)?

宮澤 いや、嬉しくて。

井内 みんなに褒められたから。

鈴木 どうしたらいいのかわからないんだ。

宮澤 焼肉行くか、この後?

井内・葉山・鈴木・齋藤・相馬 イエーイ!

相馬 僕としては、最年長と言われるのはそんなに好きじゃなかったので、すぐに移ってくれてありがたかったです。

鈴木 ずっと言ってたよね、「最年長ヤダ」って。

相馬 そうそう。

宮澤 俺は移ったと思ってないからね。これからも最年長ポジションでいてくれよ(笑)。

葉山 理くんも引っ張ってくれていたよ。

鈴木 さとるん(相馬さん)はみんなのことを見守っているというか。

井内 そうそう。お母さん的な立ち位置。

相馬 えぇー、二人で焼肉代出す?

宮澤 俺、ちょっと多めに出す(笑)。

相馬 じゃあ6:4で行こう(笑)!

(C)2024 映画「ガッチャード・ブンブンジャー」製作委員会 (C)テレビ朝日・東映AG・東映

◆運転屋はペーパードライバー!?◆

――映画で特に記憶に残っているシーンはどこですか?

宮澤 やっぱり終盤の……これ言ったらみんな言いづらくなっちゃう(笑)?

井内 言いましょう!

宮澤 よし! 6人揃ってチェンジするシーンはバクアゲでしたね。カットがかかった後にモニターを見に行ったんですが、「かっけえな!」ってテンション上がりました。そこがすごく印象に残っています。

相馬 僕は最後の爆発かな。ナパームの使用量がもう(笑)。

宮澤 すごかったね、あれ。

相馬 写真を撮ったんですけれど、迫力といい温度といい、全てが映画仕様でした。言葉で表すと「バーーーン!」って感じ。

宮澤 表しきれてないね(笑)。

鈴木 ナパームの撮影だとテンション上がって、よく動画を撮っているんです。映画のときも私と悠陽くんが動画を撮ったんですが、爆発の大きさに驚いて、画面が揺れちゃいました(笑)。

井内 爆発するとわかっていたのに、ビックリしちゃいました。

相馬 想像をだいぶ超えてきたから。

鈴木 悠陽くんの動画、画面がブレブレだった。

相馬 あれはスクリーンで観たら、なかなかの迫力なんじゃないかと思います。

齋藤 自分のことになってしまうんですが、今回アクションを少しやらせてもらっていて。映画館の大きいスクリーンに映ると思うと僕も気合が入っちゃって、アクション監督の(渡辺)淳さんにお願いしてアクション練習をしたんです。それが原因で当日は、全身が筋肉痛の状態で撮影することになりました(笑)。アクション自体はちゃんとできてよかったですけど。そこが僕の中で一番力が入ったシーンですね。

宮澤 撮影のときに見ていましたが、めちゃくちゃカッコよかったです。

鈴木 現場ではスーツアクターさんたちから、拍手が起きていました。スーツアクターさんって、アクションのプロじゃないですか。そんな方たちからも「すごい」「自分じゃできない」と言われていました。

齋藤 本当にありがたかったです。

葉山 僕は自分が直接出ているシーンではないんですが、撮影を見学させてもらった変身後のアクションシーンが印象的でした。普段は街中で戦うことが多くて、それが森の中になると上手く言葉で表すのは難しいのですが、いつもと違って新鮮だなと。改めてアクション部の皆さんのすごさを感じましたし、メンバー各々にスポットライトが当たるシーンになっているので、注目していただければと思います。

鈴木 私は未来の運転シーンですね。未来は運転屋なんですけど、変身前の姿で運転することが今まで意外となくて、映画が初めてだったんです。私自身、一応免許は持っているんですが、普段は運転をしないペーパードライバーで、撮影のときはハンドルの持ち方がわからなくて……(笑)。

井内 怖い(笑)。

鈴木 「どっちがブレーキでどっちがアクセルだっけ?」みたいな(笑)。

宮澤 ヤバいヤバい(笑)。

鈴木 なので、スタッフさんに聞きながら運転シーンを演じました。おかけで映画を観た小さい子たちが、「未来めっちゃカッコいい!」「将来は絶対に車の免許を取りたい!」と思うような画になったんじゃないかなと思います。

井内 TVの第1話で大也が未来に言った「自分のハンドルは自分で握る」という言葉を、未来がニコーラ姫に伝えるシーンはとても記憶に残っています。撮影の現場には立ち会えなかったのですが、気になってアフレコのときに見させていただいて。大也として未来や錠を見るときは、どこか見守っている感覚があるんですよね。保護者みたいな気持ちというか…あのシーンの未来には「よく言った!」とすごく嬉しくなりましたし、これからの成長がより楽しみになりました。

――最後に映画の注目ポイントを、代表して井内さんにお願いできれば。

井内 よしよし、最高のまとめを最後に……。

鈴木 自分でハードル上げるね(笑)。

井内 今まで戦ってきた苦魔獣が復活したり、豪華なゲストの方が登場したり、アクションシーンも多くて盛りだくさんな作品になっています。画面の中の情報量も、カメラワークも、映画ならではのものになっているので、ぜひ劇場で観ていただければと思います!

葉山・鈴木・齋藤・相馬・宮澤 (拍手)

(C)2024 映画「ガッチャード・ブンブンジャー」製作委員会 (C)テレビ朝日・東映AG・東映