NECナイメヘン(オランダ1部)は28日、慶應義塾大のU-19日本代表FW塩貝健人(19)と2028年夏までの4年契約を結んだことを発表した。背番号は「9」に決定。同クラブにはFW小川航基とMF佐野航大も所属している。

 塩貝は大学1年生だった今年1月25日に横浜F・マリノスでの特別指定選手認定が発表され、4月10日のJ1第3節延期分・ガンバ大阪戦で途中出場によってJリーグデビュー。3日後のJ1第8節・湘南ベルマーレ戦では初スタメンで初得点を記録した。横浜FMでの出場記録はここまで7試合1ゴールとなっている。

 テクニカルディレクターのカルロス・オールバース氏はクラブ公式サイト上で「この選手がヨーロッパのクラブから非常に人気があるという事実を考慮すると、スカウティングチームは良い仕事をしてくれた。我々の実績とネットワークによって、健人にNECを選択するよう説得することができた。年齢の割にフィジカルが発達している塩貝を獲得したことで、我々は小川航基とは異なるプロフィールを持つストライカーを迎え入れることになる。彼はこれからの期間、オランダの文化とサッカーに適応していくだろう。佐野航大と航基がメンバーに名を連ねているように、この日本人選手もその価値をすぐに世間に示すことができると確信している」と期待を寄せた。