見上げたら…もう来年の干支が!? 竜も出現した神木で参拝客が10倍以上に 神社「2年分の御利益があるはず」
辰(たつ)の次は早くも巳(み)!? 岡山県真庭市上中津井の高岡神社で、神木の枝ぶりが今年のえと・竜のようだと話題になったのに続き、今度は来年のえとの蛇が“出現”した。同じ木の裏から竜と対をなして大地に向かう姿は神聖な白蛇を思わせ、同神社は「『2年分の御利益』があるはず」と参拝を呼びかける。
神木は参道脇に立つ樹齢850年超の平安杉で、高さ30メートル、目通り周囲8・5メートルの巨木。高岡佳子宮司(54)によると、竜は昨年11月、参拝者がテレビ番組に写真を投稿したことで交流サイト(SNS)に広がり、「縁起が良い」と週末を中心に例年の10倍以上の人が訪れだしたという。
竜ブームで迎えた今年、今度は氏子が蛇を発見した。にょろにょろと緩やかなS字を描き、全長1・5メートルほど。唯一白みがかった枝で、裂け目が目や口にも見える。先端から芽を出す草か葉が、髪の毛のようで愛らしさも感じさせる。
蛇は発見時より長く伸びていると複数の参拝者が口をそろえ「白くなって朽ちるどころか成長しているよう。不思議な力を感じる」と高岡宮司は驚く。
夫で建築家の直治さん(52)が案内用にユニークなイラストを描き、看板と共に設置。竜と白蛇をデザインした神木の枝木入りのお守りも用意した。神木に触れながら祈り、49歳で子宝に恵まれたという高岡宮司は「参拝した際はぜひ神木に触れてご加護を授かり、安寧に過ごしていただければ」と話している。
(まいどなニュース/山陽新聞)