12日(日)にカンプ・ノウで行われるバルセロナ対サラゴサの一戦。目下4連勝中と好調なサラゴサは、2位バルセロナとは勝ち点1差で3位につけている。攻撃的サッカーを信条とする両チームのスペクタクル溢れる試合が期待される。そして、リーベルプレート、アルゼンチン代表でのチームメイトであったハビエル・サビオラとアンドレス・ダレッサンドロの旧友初対決にも注目が集まる。

リーベルプレートの下部組織に入団し、トップチームでのプレーを夢見て共に成長した両選手は、サビオラが1998年に、ダレッサンドロが1999年にとそれぞれトップチーム昇格を果たした。

「アンドレスは僕の人生の中でも大切な友達の1人。8歳の時に知り合ってからいつも一緒にいたんだ。小さい時にはお互いの家で泊まり合ったりもしたよ」。

当時を振り返るサビオラは、スペイン国王杯で右足首の外側靭帯を痛めたが、金曜日のチーム練習にも通常通り参加し、サラゴサ戦への出場にも問題はなさそうだ。

「アンドレスはたくさんの特徴と才能を持った選手。1対1にも強いけれど、特にすごいのは内面の強さだね」とサビオラが称賛すれば、ダレッサンドロも「ハビエルは天才だよ」と端的に言い表す。

初対決となるこの試合を「いつもとは違う感じがすると思う」という両選手。「僕たちは小さい頃からの友達だけれど、日曜日の試合ではチームの勝利のために戦うつもりだよ」と互いに勝利への意欲を見せている。

これ以上順位を落としたくないバルセロナ、そのバルセロナに勝ちさらなる上位を目指すサラゴサ。熱い戦いになることは間違いない。