齊藤なぎさインタビュー／「自分の恋人にアプローチする人が現れたらどうする？」まっすぐすぎる恋愛観

2024年9月8日 12時55分

人気少女漫画の実写映画『恋を知らない僕たちは』に出演する齊藤なぎさにインタビュー。2023年までアイドルグループ「=LOVE」で活動し、プロデューサーの指原莉乃に「今いる人類で一番カワイイ女」と評された彼女だが、人々が彼女に魅了されるのはもちろんその愛くるしい容姿だけが理由ではない。

仕事にもかわいさの追求にも決して手を抜かず、「齊藤なぎさ」としてのあり方をまっすぐな言葉で発信し続ける。その芯の強さを知っているからこそ、ファンは心から彼女を「推したい」と思うのだ。前後編にわたるインタビューでは、恋愛観にはじまり、ここ数年で起きた自身の変化まで、彼女の内面をたっぷり語ってもらった。

撮影／西村康　取材・文／青山香織
ヘアメイク／夢月（Three PEACE)　スタイリング／佐藤奈津美

■インタビュー後編はこちら
（ライブドアアプリ限定の無料記事となります）

※インタビュー内で一部、映画の結末部分に言及しています。

『君に届け』のくるみちゃんに憧れていました

――本作は人気少女漫画の実写映画化となりますが、齊藤さんが恋愛作品に出演されるときにいちばん大事にされていることは何でしょうか？

原作ものが多いので、原作を読み込むことはすごく大切にしています。あと私、恋バナを聞くのがめっちゃ好きなんですよ！だから周りの人の恋バナもたくさん聞くようにしています。

――原作を読むときは、ご自身が演じるキャラに感情移入しますか？

そうですね。自分に似てるキャラに毎回、感情移入しちゃいます。今回の小春ちゃんもめちゃくちゃ似ていたので、漫画を読んでいるときに友達にメッセージを送りました。「私じゃない!?」って（笑）。

ーー恋のライバル役なので、「小春ちゃん、見た人から嫌われちゃうんじゃ……？」みたいな怖さや不安はなかったですか？

いえ、私自身、子どもの頃に『君に届け』を読んで、くるみちゃん（※）がめっちゃ好きだったんです！そういう女の子に憧れてたし、いつかそういう少女漫画作品のライバル役をやりたいってずっと公言してたので、こういう役をやらせていただけてすごく嬉しいです。

それに私、敵役というか、好きな人を取り合うような役がけっこう多いんですよ！（笑）だから（恋愛が）うまくいかない役を演じることが多いんですけど、今回はハッピーエンドだったので、そこもよかったです。

※胡桃沢梅（くるみざわ・うめ）。『君に届け』に登場する恋のライバル。

ーー齊藤さんにとって、ライバル役の演じがいがある部分はどこでしょうか？

話が進む中で主人公やヒロインに協力したり、成長したりする面が見えると、観客の方も「最初は敵だったのに、すごくいい子だなあ」って思ってくださるじゃないですか。そういうキャラクターの成長をしっかり見せられるところがすごくいいなと思います。

「めんどくさい」ところも私と小春ちゃんは似ています

ーー小春は、泉（演：莉子）と直彦（演：窪塚愛流）の間に割り込むようなシーンでも、とにかくかわいさが感じられる魅力的な人物だと思います。齊藤さんご自身は、小春の言動をどう思いましたか？

私、すっごく好きなシーンがあって……！

英二（演：大西流星）に想いを伝えるシーンです。「（私、）めんどくさいよ？」っていうセリフを見て、「あっ、自分もめっちゃ言う！」と思いました。

友達と仲良くなるときに「私めんどくさいけど、いい？」とか聞いちゃうので、こういうところも小春ちゃんと私は似てるんです。

ーーちなみに、ご自身のどういうところを面倒くさいと思うんでしょう…？

すごく仲良くなった人にはすぐ連絡を返してほしいし、会ってほしいし、自分を一番だと思ってほしいんです！

自分がいちばん仲良しだと思っている友達にとって、私が一番じゃなかったら、すごく嫉妬しちゃうというか……。返事がすぐ来なかったら「私のこと嫌いになったかな？」って思ってしまうときもあります。

もちろん、仕事とか用事だったら仕方ないこともわかっているんですけど、「私、何かしちゃったかも……？」って不安になることが多いので、我ながらめんどくさいなあ…って（笑）。

ーーなるほど。齊藤さんはそういうとき、相手にその気持ちを打ち明けるタイプでしょうか？

うーん、言っちゃいます……！私の周りは、こういうめんどくさい部分をさらけ出しても一緒にいてくれる人しかいないので、本当にありがたいです。

自分の彼氏にアプローチしてくる人は「最悪！」

ーー花火大会のシーンはとても楽しそうな一方で、小春は泉と直彦のあいだにグイグイ割り込んでいきますよね（笑）。

そうなんですよ！花火大会のシーンはめっちゃ面白くて（笑）。小春が直彦にアプローチしようとするんですけど、英二の割り込み方が面白くて、何度も笑いそうになりました！撮影中は我慢しすぎて口が痛かったです（笑）。

ーーあのあたりはアドリブも多かったんでしょうか？

花火大会のシーンはほとんどアドリブです。4人でどういう動きをしようか話し合いもしましたし、各々で役に入り込んで打ち合わせなしで撮ったシーンもありました。中盤の撮影だったので、すごく信頼関係を築けていたんです。

ーーちなみに、もし齊藤さんが泉の立場で、小春みたいに横からアプローチしてくる子がいたら…。

最悪！（真顔で即答）

だって、自分の彼氏に近付いてくる人ってよくないじゃないですか？私は男性に対しても「近付けさせないでよ！」って思っちゃう。私だったら、彼氏には「彼女がいるから無理です」っていうスタンスでいてほしいし、自分が彼女以外の子から好意を向けられていることにもちゃんと気付いてほしい！

だって絶対に、小春ちゃんは直彦のことが好きじゃないですか？

ーーもう狙ってますもんね。

そう、狙ってる！まあ、そのちょっと鈍感なところも直彦のいいところなのかなって思いますけど……。でもやっぱり、私が泉ちゃんの立場だったらもう嫌ですね。

ーー泉もちょっと小春に優しすぎるような…？（笑）

優しすぎますね！でも、泉ちゃんもちょっと天然だから、気付いてないのかなあと思ったり。余裕があるっていうよりは純粋に、「みんなで遊べて楽しいな」っていう気持ちなのかも……？それも泉ちゃんのよさなんですよね。

現場での大西流星さんは“気づかいのプロ”でした

ーー大西流星さんと一緒のシーンがいちばん多かったと思いますが、撮影の雰囲気はいかがでしたか？

大西さんが明るい座長として現場を引っ張ってくださったので、英二とのシーンも息を合わせて演じることができました。

大西さんはもう本当に“気づかいのプロ”でした。みんなに話を振ってくれたり、キャストさんのこともスタッフさんのことも考えられるところが本当に素敵で、人格者だなあと思います。

ーーでは、大西さんがあの6人の中でまとめ役だった？

うーん……。なんか、全員まとまってなかったんですよね（笑）。でも、それがすごくいいなっていうか、全員の個性がバラバラだからこそ、めちゃくちゃ良い雰囲気でした。

私のポジションは……妹？とにかく「騒がしい人間だなあ」って思われていたと思います（笑）。

ーー撮影中はどのように過ごしていましたか？

共演者のみなさんとは、人狼ゲームをしたりしてわいわい楽しく過ごしていました。

撮影がない日は、私はひとりでもつ鍋を食べに行ったりしてました（※ロケ地は九州）。ひとり行動は好きなんですが、本当に「ひとり」なのは苦手で。友達と電話しながらもつ鍋を食べてました（笑）。

ーー「ひとりだけど、ひとりじゃない」という状況が安心するんでしょうか？

そうですね、常につながっていないとダメなんです！

■撮り下ろし写真もたくさん掲載！インタビュー後編はこちら
齊藤なぎさインタビュー／過度なダイエットで苦しんだ過去も――体型や外見に思い悩む人へ伝えたいこと
（ライブドアアプリ限定の無料記事となります）

齊藤なぎさ（さいとう・なぎさ）
2003年7月6日生まれ。神奈川県出身。2017年、指原莉乃がプロデュースしたアイドルグループ「=LOVE（イコールラブ）」のメンバーとしてデビュー。2023年1月に卒業。在籍中の2022年4月、MBS／TBSドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』にて優愛（ゆあてゃ）役での出演が話題になり、グループ卒業後は女優として活躍の場を広げている。出演映画『あたしの!』が2024年11月8日、『【推しの子】』が12月20日に公開予定。

・公式ファンクラブサイト：https://saitonagisa-fc.jp/
・X：https://x.com/saito_nagisa
・Instagram：https://www.instagram.com/saitou_nagisa/

■作品情報

映画『恋を知らない僕たちは』
大ヒット上映中！
https://movies.shochiku.co.jp/koiboku-movie/

プレゼント情報

★★サイン入りチェキを抽選で1名様にプレゼント★★

■応募方法：ライブドアニュースのXアカウント（@livedoornews）をフォロー&以下の投稿をリポスト

■応募受付期間：2024年9月8日（日）12:00～9月15日（日）12:00
※応募受付終了後、厳正なる抽選を行います。当選者の方には、「@livedoornews」のアカウントからXのダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。

キャンペーン規約はこちらをご覧ください。