仏大統領府で行われたパリ五輪関係者らとの会合で、スピーチをするエマニュエル・マクロン大統領(2024年8月12日撮影)。(c)Benoit Tessier / POOL / AFP

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【AFP=時事】フランスエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は12日、パリ五輪の「成功」をたたえ、世界に「フランスの真の顔」を示したと述べた。

 フランス国内ではパリ五輪の成功が期待以上だったとする声が多く、政治的危機の中で国に漂っていた重々しい雰囲気が、大会によって一掃されたと評価されている。

 マクロン大統領はこの日、仏大統領府(エリゼ宮、Elysee Palace)でのレセプションで、「私たちは日常に戻りたくない」とコメントし、大会期間中は大勢の人が「空気感さえも軽くなった」と感じていたと語った。

 また、大会を成功に導いた全ての人々に感謝し、警察機関がアスリートや観客の安全を守ったと述べ、「数百件の行為が未然に防がれた」と明かした。

 この2週間では仏鉄道への攻撃を含む複数の事件があったものの、全体的に大会が損なわれることは何もなく、大会組織委員会を安堵(あんど)させた。

【翻訳編集】AFPBB News

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