「緊急地震速報」の際、最初に取る行動は…

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 航空機の機内Wi-Fiや船舶向けインターネット回線、携帯電話のバックホール回線など、さまざまな衛星通信サービスを展開、衛星データを用いた減災・防災サービス、災害時のバックアップ回線を提供するスカパーJSAT(東京都港区)が、全国の人たちが防災(災害予防)に対しどのような意識を持っているのかを把握するため、「防災に関する調査」をインターネットで行い、結果を紹介しています。

 調査は、7月2〜3日にかけて、15〜69歳の男女1000人を対象に実施されました。

 1000人に、これまでに不安を感じたことがある自然災害を聞いたところ、トップは65.0%の「地震」で、次いで40.5%の「台風」、31.0%の「豪雨」、15.9%の「津波」、15.4%の「洪水」という順番でした。

 また、自宅周辺の被災想定区域や避難場所・避難経路といった防災関係施設の位置などを表示した地図「ハザードマップ」を見たことがあるか聞くと、「見たことがある」は66.0%、一方、「見たことはない」は34.0%でした。年代別にみると、見たことがある人の割合は、上の年代で高くなる傾向がみられ、60代では82.5%だったということです。

 さらに、628人の有職者に、勤務先周辺のハザードマップを見たことがあるか質問したところ、「見たことがある」は34.7%、「見たことはない」は65.3%でした。年代別にみると、知っている人の割合は、50代が42.4%と最も高かったとのことです。

 続けて、「自宅で緊急地震速報が鳴った際、最初にどのような行動を取る?」と聞くと、3位は「家族に声を掛ける」で14.2%、2位は「スマホで情報を確認する」で16.1%、1位は「机・テーブルの下に避難する」で16.4%という結果でした。

 1000人に「防災意識を高めるためには、どのようなことが必要だと思うか」という調査も実施。最も高かったのは「防災グッズを購入する」で52.2%。続いて、51.8%の「ハザードマップを見る」、31.6%の「自然災害の被害想定を知る」、29.9%の「防災ガイドブックを読む」、29.3%の「防災訓練に参加する」という順でした。

「大規模災害に備えて自宅に用意しておくべきだと思うもの」も質問すると、3位は「現金」で25.1%、2位は「スマートフォン用モバイルバッテリー」で30.1%、1位は「懐中電灯」で30.5%でした。