パリ五輪も…無料をうたう偽の「ライブ配信サイト」に要注意 個人情報を盗まれる恐れ 警視庁が呼び掛け
オリンピックのような大規模イベントのライブ配信が無料や安価で視聴できるとうたい、カード情報などの個人情報を入力させたり、悪質なサブスク契約をさせたりするサイトが確認されているとして、警視庁生活安全部(以下、警視庁)が、Xの公式アカウントで注意を呼び掛けています。
警視庁によると、インターネットの動画配信サービスで、スポーツイベントなどを視聴するために「サッカー LIVE」などと検索してページを開くと、LIVEと表示された画面になるものの、視聴することができず、会員登録を促すメッセージと無料ライブ配信サイトのリンクが貼り付けられていることがあるといいます。
このリンク先は、個人情報を盗むための会員登録と称したメールアドレスやクレジットカード情報の入力を求めるフィッシングサイトであり、万一情報を入力してしまった場合、クレジットカードの不正利用などのサイバー犯罪に悪用される可能性があるということです。
サッカーやゴルフなどのスポーツイベントの「ライブ配信」「無料配信」をかたり、フィッシングサイトや偽の動画配信アプリに誘導する手口が確認されているといいます。過去に行われたゴルフのメジャートーナメント大会や日本で開催されたラグビーの世界大会でも、無料のライブ配信を装ったフィッシングサイトが確認されているということです。
警視庁は、動画配信サービスやSNSに貼り付けられたリンクやURLを安易にクリックせず、あらかじめ正規の動画配信サイトをお気に入りに登録しておき、そこから動画を視聴するよう、呼び掛けています。