日本ゴール取り消しに海外記者も異論 オフサイドの“改革”訴え「常識が必要。オンサイドだ」
パリ五輪
パリ五輪は2日、サッカー男子の準々決勝で日本がスペインと対戦。0-3で敗れ、準決勝に進めなかった。0-1の前半、細谷がゴールネットを揺らして同点に追いついたかと思われたが、オフサイド判定で得点が取り消された。場内は大ブーイング。米記者も「あれはオフサイドが意図しているものではない」と異論を唱えている。
1点を追いかける日本は、ディフェンダーを背にしながらゴール前でボールを受けた細谷が見事なシュートでゴールネットを揺らした。しかし、その後レフェリーはマイクを通じて得点が取り消しとなったことを伝えた。場内は大ブーイング。日本の選手たちも困惑の表情を浮かべていた。
リプレーでは細谷の右足がほんのわずかにオフサイドラインを越えているようにも見えるが、ディフェンダーを背にしていることもあり、ネット上でも困惑の声が広がった。米ミシガン州地元紙「ランシング・ステート・ジャーナル」のコラムニスト、グラハム・カウチ記者もXで「スペイン戦での日本のオフサイドを見て、私は完全にオフサイドの改革に賛成だ」と記した。
同記者は「あれはオフサイドが意図しているものではない」と続け、「五輪のメダルを変えるものかもしれない。常識が必要だ。体の98%がディフェンダーと対等か後方にいて、しかも後ろ向きになっているなら、それはオンサイドだ」と主張した。
(THE ANSWER編集部)