スペインと対戦したサッカー日本代表【写真:ロイター】

写真拡大

パリ五輪

 パリ五輪は2日、男子サッカー準々決勝で日本代表がスペインと対戦。0-3で敗れ、準決勝に進めなかった。前半40分には、FW細谷真大がゴールネットを揺らしたものの、VAR介入後にオフサイド判定で取り消しに。元日本代表の本田圭佑も「チェックの意味がわからん。。。」とXで呟くなど、疑問の声が噴出した。今大会は柔道やバスケットボールなどでも、厳しい判定に泣く場面が目立っている。

 1点を追いかける日本は前半40分、ゴール前でボールを受けた細谷が相手を背負いながらも振り向きざまにシュート。これがゴールネットを揺らし、スペイン選手もやられたという様子を見せていた。しかしVARが介入したようで、レフェリーはマイクを通じてゴール取り消しとなったことを宣告。日本は結局その後も点差を広げられ、追いつけなかった。

 本田はXで「チェックの意味がわからん。。。」「Oh my gosh……」と信じられない様子。女子サッカー元日本代表の岩渕真奈さんもXで「VARってなんだこりゃ」と投稿していた。前半には他にも疑問の残るオフサイド判定があり、本田は「オフサイドちゃうやんけ!」と投稿していた。

 パリ五輪で日本は、他の競技でも疑問の残る判定に泣いている。27日、騒動になったのは柔道男子60キロ級の試合。永山竜樹が準々決勝でフラン・ガルリゴス(スペイン)と対戦したが、片手絞めで一本負けした。しかし、直前に「待て」がかかった後も相手が絞め続けており、不可解な判定に。2人はその後、和解の2ショットを撮影していた。

 ガルリゴスは「待て」が聞こえなかったと主張。「対戦相手を傷つけたいと思ったことは一度もないし、ましてや柔道の価値に反することは断じてしない」とインスタグラムに記した。2人はともに銅メダルを獲得している。

 大金星が消えたのが、バスケットボール男子1次リーグのフランス戦だ。大黒柱の八村塁が2つのアンスポーツマンライクファウルをとられて退場処分に。フォロワー80万人超えの米人気バスケアカウント「リージョン・フープス」のXが「史上最も甘いアンスポーツマンライクファウル判定の1つでハチムラが退場。酷い」と投稿したほか、海外ファンも「馬鹿げた判定だ」などと共感の声を寄せた。

 さらに84-80と4点リードで迎えた第4Q残り10秒には、ストラゼルの3ポイントシュートに対し、河村がチェックに。これがリングに吸い込まれると笛が吹かれ、バスケットカウントが取られた。接触したか微妙に映ったが、フリースローを決められ、同点に。このまま延長戦に突入し、大金星は幻となっていた。

(THE ANSWER編集部)