山田英真演出、安藤匠郎プロデュースで蝦夷の族長「アテルイ」をモチーフにした舞台を上演 富永勇也、谷佳樹ら出演
数々の作品を世に発表してきた演出家の山田英真が、安藤匠郎のプロデュースで、平安初期の蝦夷の族長「アテルイ」をモチーフにした舞台作品を、2024年10月9日(水)~10月13日(日)東京・スペース・ゼロにて上演することを発表した。
今回、悲劇の英雄アテルイと田村麻呂のライバルものという古代日本屈指の人気を誇る題材を様々なジャンルのエンターテインメントを作ってきたアメツチが、華やかな衣装に身を包んだ若手俳優陣による勢いのある殺陣と熱量ある芝居でドストレートに彼らの友情・生き様を描く。
アテルイ役は富永勇也、坂上田村麻呂役は谷佳樹。そのほか、谷水力、日向野祥、橋本全一、阿部快征、本川翔太、高田淳、土田卓、丸山正吾、猪野広樹ら出演。
作品『アテルイ』
延暦7年(789年)、長岡京の内裏で桓武天皇から節刀を授けられた征東大将軍・紀古佐美が激励を受けて陸奥へ進発した。この巣伏の戦いに端を発した東北への侵攻は終結する延暦20年まで続いた。それに抗い続けた蝦夷の族長・大墓公阿弖流為(アテルイ)と、蝦夷地平定することになる坂上田村麻呂の生き様を描く。
【あらすじ】
毘沙門天の生まれ変わりと言われた軍神 田村丸(坂上田村麻呂)と古代東北の悲劇の英雄アテルイの戦い描く物語。時は延暦8年 朝廷は未だ抵抗を続ける北の民「蝦夷」に対し、52800人の軍勢で討伐に向かう。対する蝦夷軍はわずか1500人。一方的に終わると思われたこの戦は、朝廷軍の惨敗に終わる。圧倒的不利な状況の中、蝦夷軍の中心となり皆を率いた者の名は「アテルイ」
このままでは終われない朝廷は次々と軍を送り朝廷軍と蝦夷軍の長き戦いが続く
時は流れ、延暦16年
今一つ功績をあげられない朝廷軍 その中で、都でも随一と噂される男が征夷大将軍として任命される 男の名は「坂上田村麻呂」
今、信念と誇りを持った二人の男が相まみえる
朝廷の決断は…… 蝦夷たちの行く末は……