リーガ第9節、カヌーテ(PK)、アドリアーノのゴールでオサスナに2−0で快勝したセビージャが勝ち点を21に伸ばし、前日(4日)のデポルティーボ戦で引き分けに終わったバルセロナを抜き去り首位に浮上した。また、ホーム、サンティアゴ・ベルナベウでセルタに敗れたレアル・マドリーは今シーズン初黒星を喫し4位に後退した。

これにより、リーガの順位は、1位:セビージャ(勝ち点21)、2位:バルセロナ(20)、3位:サラゴサ(19)、4位:レアル・マドリー(17)、5位:バレンシア(17)、6位:ヘタフェ(16)となり、上位6チームが勝ち点5以内にひしめき合うという結果となっている。

ここ2シーズン、バルセロナが圧倒的な力を見せつけ一人勝ちといった感のあったリーガだが、そのバルセロナは今シーズン安定感を欠き、1強時代から混戦時代へとリーガの構図も変わってきていると言える。

とはいえ、リーガはまだ9節を終えたばかり。タイトル争い云々を語るにはまだ早いが、優勝の行方が最後までもつれることは十分にあり得る。安定したチーム力で結果を残すセビージャ、バルセロナも本来の力を取り戻すだろうし、レアル・マドリー、バレンシアもタイトル奪還に燃えている。好調サラゴサ、ヘタフェに加えデポルティーボやビジャレアルといったチームも虎視眈々と上位進出を狙っている。大混戦となったリーガ。各チームの熱い戦いぶりが期待されるリーガにこれからも目が離せない。