「覆面パトカー」どう見分けてる? 「すぐわかる」「クルマの動き」意見多数!? 一般車との「決定的な違い」に反響の声

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「覆面パトカーの見分け方」 人によって違う?

 覆面パトカーはれっきとした警察車両のひとつですが、通常のパトカー(パトロールカー)とは異なり、特徴的な白黒の塗り分けや目立つアンテナなどを装備せず、一般車両に“擬態”してパトロールを行っています。
 
 そんな覆面パトカーの「見分け方」について、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。

一般車に紛れる「覆面パトカー」 見分け方もそれぞれ?

 覆面パトカーにも種類があり、交通違反を取り締まる(以下、交取覆面)もの、捜査(以下、捜査用覆面)などで用いるもの、要人警護を担うものの3種類が主にあります。

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 なかでも交取覆面は、正式には「交通取締用四輪車」といい、青い制服に白いヘルメットを被った交通機動隊や高速道路交通警察隊の隊員が2人1組で運用しています。

 そして速度違反の検挙や事故処理のほか、一時停止が必要な交差点や転回禁止場所、指定方向外進行禁止の交差点など、違反になりやすかったり、事故の多い場所で警戒にあたっています。

 一方で、一般車と変わらない車両でパトロールしていることから、自車の周囲を走行する車両が交取覆面なのか、一般車なのか判断したいという人もいるかもしれません。

 こうした覆面パトカーの見分け方について、SNSなどでも実体験をもとにしたコメントが多数投稿されています。

「動きを見ればわかるだろう」「直ぐ分かるよ」と、周囲を走行する車両が覆面パトカーだと即座に判断できる人も多いようで、「前席に2人乗りで後席に人がいない」「シートを教習所で習った様な背筋を起こした姿勢で2人が乗っていた」など、2人1組の乗務体制や、正しい運転姿勢である点に注目する人が多いようです。

 また、「車線の真ん中を左右にブレずに制限速度で走ってる」「走り方や合図の出し方や車線変更のクルマの動き」と、走行の様子で判断する人も。

 特に交取覆面は交通違反を取り締まる警察車両という立場のため、制限速度を厳守したり、ウインカーをルール通りに点灯させるなど、教習所の教本のような走り方も見分けといえます。

 一方で、違反車を見つけるとすぐさま進路を変え、速度を上げて追跡するため、落ち着いて走行しているセダン車が急加速するといった走行も、交取覆面らしい特有の動きです。

 こうした走行の仕方や佇まいではなく、車両に特徴があるとする人もおり、「リアのスモーク濃いのに車高やホイールがノーマルのセダンって時点でもうすでに覆面パトカー」「ほぼ確実に形はセダン、無論今走っている県のナンバープレートが付いているセダンが走っていれば警戒」といったコメントも見られます。

 主に違反を検挙したり事故処理などに従事することから、使い勝手がよく、走行性能も高い国産の高性能4ドアセダンが採用されることが多く、また国や都道府県などの予算で大量導入されるため、落ち着いた色でオプションが少ないシンプルなモデルが多い傾向にあるといいます。

 具体的なモデルでは、トヨタ「クラウン」や「マークX」、「カムリ」や日産「スカイライン」が多いとされていますが、なかには日産「エクストレイル」(先々代・新潟県警)やスバル「WRX」(先代・埼玉県警)といった変わり種も存在します。

 また、車両自体の特徴では、ルーフには格納式の赤色灯が格納されていることから、ルーフの一部が四角く切り取られている点、一部では無線用の後付けアンテナが不自然に備えられている点、濃いスモークフィルムが貼られ、車内の様子がうかがえない点など、取り締まりに従事するにあたっての必要な装備も特徴です。

 しかし、「最近覆面パトカーの見分けがつかなくなってる」「今は車の窓も小さくなって、わかりにくいかも。アンテナもないし」と、かつて覆面パトカーの判断材料とされた「8ナンバー」や「自動車電話風アンテナ」などが廃され、一般車両へ馴染んでいることを指摘するコメントも見られます。

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 交通ルールを厳守すれば交取覆面や警察車両に対して、必要以上に警戒する必要はありません。

 その一方で、交通違反をしやすかったり、速度違反が多い道路で重点的に取り締まりが行われていることから、警察車両が走行しているということは十分運転に注意が必要な道路であると捉えることもできます。

「パトカーの前だからスピード出さないようにしよう」ではなく、「パトカーが走行するような道だからいつも以上に注意しなければならない」と捉え、安全運転に努めましょう。