マクドナルド

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ハンバーガーチェーン「マクドナルド」が2024年7月上旬から、一部店舗で「ストローなしで飲めるフタ」でコールドドリンクの提供を始めた。目撃情報がXで拡散され、話題になっていた。マクドナルドが取材に対して、埼玉県内の約40店舗で実施しているテストだと明らかにした。

埼玉県の約40店舗で実施

話題の発端は、Xユーザー・ヘルニア a.k.a. ハロゲン(@chi_yo_da_)さんが13日にマックのチラシを紹介したこと。紙面には、「2024年7月3日からコールドドリンクは順次ストローなしで飲めるフタでご提供します」と案内書きがある。フタは100%リサイクルペット素材で、ストローは付属しないとも。

マックをめぐっては22年から、マックシェイクや子ども用ストローなどの一部商品を除き、プラスチック製から切り替える形で、店舗での紙ストローの提供が始まった。

同社は公式サイトで、環境課題に対する25年末までの目標を「お客様提供用容器包装類を、再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更します」と掲げており、紙ストローもその一環で導入。しかし、飲み心地の悪さを訴える声は少なくない。

こういった背景から、先の投稿は7万6000件以上「いいね」され、「紙ストローはほんと飲み物を不味くするから良かった」「紙よりマシ、内容次第でプラストローよりもいい これを待ってた」「これこれ!これを待ってた!」と評判を呼んでいる。

日本マクドナルド広報は16日、J-CASTニュースの取材に対してチラシのとおり、「『ストローなしで飲めるフタ』で提供するテスト」を埼玉県の約40店舗で実施していると明かした。

ストローが欲しい人はどうする......?

一方、Xではドライブ中に飲みやすい、子どもに飲ませやすい、口紅が落ちにくいなど様々な理由でストローを望む消費者の声もみられる。

「ストローなしで飲めるフタ」で提供された場合も希望すればストロー付属にできるのかについて、広報は「現在テスト中でございまして、お客様の様々なお声をお伺いしております」と答えた。

今後の方針として、紙ストローの廃止は「未定でございます」。プラスチック製のストローを紙製に切り替えたことは、様々な反響を呼んだ。このことに対する考え方や、導入したことによる知見を尋ねたものの、コメントは得られなかった。

広報は「弊社の環境への取り組みにご理解・ご賛同いただければ幸いです」としている。