トヨタ新型「“ミニ”RAV4」!? タフ顔「コンパクトSUV」の正体はダイハツ「ロッキー」&「ライズ」&「レックス」!? 「KLC仕様」の正体とは

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フェイスキット装着で「ミニRAV4仕様」に!

 トヨタ「ライズ」とスバル「レックス」は、ダイハツのOEM車で、「ロッキー」との兄弟車にあたります。

 比較的リーズナブルな価格設定で、小回りの効くコンパクトなボディが人気のこの2モデルで、トヨタのミドルサイズSUV「RAV4」を再現できるカスタムキットをエアロメーカーのKLCが展開しています。

RAV4…じゃない!

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 ライズとロッキーそしてレックスは、ダイハツが開発・生産を担った車種で、トヨタ・スバルはダイハツからOEM供給を受けるかたちで販売しています。

 日本では2019年11月5日に同時発売され、とくにライズは、国内登録車販売台数ランキングにおいて、SUV単一車種としてもっとも販売台数の多いモデルとして選ばれるなど、高い人気を得ています。
 
 そんな3モデルを、RAV4のアドベンチャーグレード化するフェイスキットをKLCが展開し、2023年2月より販売しています。

 このフェイスキットの製作経緯について、KLCの担当者は以下のように話します。

「ライズ・ロッキーの発売当初から、ヘッドライトの形状がRAV4を小さくしたようなクルマだなと思っていました。

 その後実際にクルマを購入し利用してみて、使い勝手も良いサイズ、価格共に良い車だなと感じました。

 ただライズ・ロッキーのフロントフェイスに、RAV4でいうアドベンチャーフェイスがあればもっと良いのにと思い製作しました」

 RAV4のアドベンチャーグレードは、通常のRAV4と比べて六角形のフロントグリルや、専用のフロントバンパーなど、角張ったオフロードにも映えるタフなデザインが特徴的です。

 KLCの制作したフェイスキットは、そんなアドベンチャーグレードを忠実に再現した六角形のフロントグリルのほか、中央を横切る太い一本のバーを装着。タフで質感の高いデザインです。

 ちなみに、フロントデザインはRAV4を意識しつつも、北米トヨタのピックアップトラック「タコマ」を彷彿させるたくましさを兼ね備えているといいます。

 また左右に配したフォグポケットや、ワイドなロアグリル、力強いアンダーガードの形状などはRAV4アドベンチャーをオマージュしたデザインに。

 一見すると従来のライズやロッキー、レックスであることを感じさせない質感高く力強いフェイスに仕上がっています。

 製作のポイントについて前出の担当者は、「RAV4 アドベンチャーフェイスをリアルに再現する点はマストで考え、車検問題もあるので全長、センサー位置、モニター位置などを重点的に注意し製作しました」と話しています。

 フェイスキットの価格は19万8000円(未塗装・消費税込み)です。なお、グリルエンブレムは別途購入が必要です。

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 発売してから約1年半が経過しましたが、どういった反響があるのでしょうか。これについて前出の担当者は以下のように話します。

「周囲からは完成度の高さも評判が良く、『これだったらライズやロッキーもアリだよね』というお声をいただいています。

 トヨタディーラー様からのご注文や、Blatさんでコンプリートカー販売もしていただいております」

 2024年5月下旬に開催された「FIELDSTYLE JAPAN 2024」では、カスタムカーショップBlat(ブラット)が、このフェイスキットをロッキーに装着したカスタムモデルを実車展示。

 当日の会場では子どもを連れた家族連れの方、また女性からも関心を集めるなど、多くの注目を集めていたといいます。