自転車ロードレース、ツール・ド・フランス、第12ステージ(オーリヤック〜ビルヌーブシュルロット、203.6キロメートル)。ステージ制覇を喜ぶアンテルマルシェ・ワンティのビニアム・ギルマイ(2024年7月11日撮影)。(c)Thomas SAMSON / AFP

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【AFP=時事】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(2024 Tour de France)は11日、第12ステージ(オーリヤック〜ビルヌーブシュルロット、203.6キロメートル)が行われ、アンテルマルシェ・ワンティ(Intermarche Wanty)のビニアム・ギルマイ(Biniam Girmay、エリトリア)がフィニッシュ前の集団スプリントを制して今大会3勝目を挙げ、首位に立つポイント賞のマイヨ・ヴェール(グリーンジャージー)争いで2位との差を広げた。

 第3ステージでアフリカ系黒人ライダーとして大会初の区間制覇を飾り、第8ステージでも勝利を挙げていたギルマイは、この日も最後のスプリント争いでトップに立ち、チーム・ビスマ・リースアバイク(Team Visma | Lease a Bike)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)を2位、イスラエル・プレミアテック(Israel-Premier Tech)のパスカル・アッカーマン(Pascal Ackermann、ドイツ)を3位に抑えた。

 実質的なスプリントステージがほぼ残されていない中、ポイント賞争いではギルマイが328ポイントでトップに立っており、アルペシン・ドゥクーニンク(Alpecin-Deceuninck)のジャスパー・フィリプセン(Jasper Philipsen、ベルギー)が221ポイントで2位に続いている。

 総合争いではUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が首位を守り、2位につけるスダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)との1分6秒差、3位につけるチーム・ビスマ・リースアバイクのタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)との1分14秒差は変動なしとなった。

 一方、王座を争う一人で、前日まで同4位につけていたレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(Redbull Bora Hansgrohe)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は、クラッシュに巻き込まれて転倒し肩から血を流す事態となり、ギルマイから2分27秒遅れのフィニッシュとなった。

 4位には4分20秒差でUTEのジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)が浮上し、ログリッチは4分42秒差の6位に転落している。

【翻訳編集】AFPBB News

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