【MLB】ジャッジの三冠に待ったをかける“幻のWBC戦士” 高打率のクワンが規定打席到達目前、首位打者争いに参戦へ
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は2日(日本時間3日)、本拠地で行われたレッズ戦に「3番DH」で先発出場。7回の第4打席に左翼スタンドへの今季32号ソロを放った。
ジャッジはこの試合4打数3安打1打点の活躍で打率を.321に上げア・リーグ三冠に躍り出た。そんななか、ジャッジの首位打者争いに待ったをかける存在が現れている。
■4日にも規定打席到達へ
ガーディアンズのスティーブン・クワン外野手はここまで規定打席に未到達ながら、打率.362の高打率をマーク。現在83試合を戦うチームの規定打席は「257.3」。クワンは現在256打席に立っており、3日(同4日)の試合で4打席回れば、規定打席に到達し、ジャッジを大きく引き離して首位打者に立つ。
なお、クワンは父親が中国系のアメリカ人、母親が日系のアメリカ人であり、ラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)とともに2023年のワールド・ベースボール・クラシックの侍ジャパン選出の可能性が報じられた。この時はMLB機構に資格がないと判断され、実現しなかった経緯がある。
昨年日本でも話題を集めたクワンが、異次元の数字でメジャーに君臨するジャッジの三冠王の前に立ちふさがるのか。