敗れたデ・ジーザスとレフェリーが前代未聞の蛮行(画像はワールドボクシングニュースのXのスクリーンショットより)

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ドミニカ共和国での試合

 海外ボクシングの試合で、敗れたボクサーとレフェリーが前代未聞の蛮行を犯した。試合をストップしたレフェリーに殴りかかるという事態が発生。これに怒ったレフェリーも反撃するなど混乱が生じた。英紙「デイリー・メール」が一連の出来事を報道している。

 ドミニカ共和国のサント・ドミンゴで6月28日に開催されたアンヘル・クルスとフリオ・デ・ジーザスの試合。2回に右フックを被弾し、デ・ジーザスがダウン。すぐに立ち上がったが、レフェリーはカウントに入ることなく試合をストップ。クルスの勝利が決まった。

 呆然とした様子で、納得いかないデ・ジーザスは密着していたレフェリーを突き飛ばして抗議。するとその後、背後からレフェリーの顔面にパンチを浴びせたのだった。会場が騒然とする中、怒ったレフェリーも反撃。デ・ジーザスに殴りかかり、怒りを露わにしていた。

「デイリーメール」は「激怒したボクサー、2回で試合を止めたレフェリーに攻撃し、レフェリーも殴り返して逃げるというカオスを引き起こす」との見出しで記事を公開。7連敗となったデ・ジーザスの様子について「当然ながらこの判定に納得がいかず、自分のコーナーに戻る前に感情を露わにした」「しばらくして、彼は驚くべきことに、レフェリーの背後に忍び寄り、レフェリーの顔面を殴りつけた」と伝えた。

 レフェリーも「激怒」したと報じ、「リングを横切ってデ・ジーザスにパンチを放つが、これはチームにブロックされた」「試合に勝ったクルスは、レフェリーを引き離し、レフェリーはそのままリングを降りた」と記されていた。

(THE ANSWER編集部)