レアル・マドリーのロナウドが‘サブ扱い’に対し日に日に不満をつのらせている。スタメンでプレーするコンディションを取り戻したと自信を見せるロナウドだが、カペッロ監督に信頼されていないとスペインの日刊紙‘ABC’のインタビューで不満をぶちまけた。

「今は幸せとは言えないね。だって一番大好きなこと、つまりサッカーをすることが僕の人生から奪われている状態なんだから。今は練習で気晴らしするしかないんだよ」。

ロナウドの不満は、ナスティック戦の後半の間中ずっとアップし続け、結局出番がなかったことにも及んだ。「ピッチサイドで45分間もアップし続けたことなんてこれまで一度も経験したことなかった。忘れられたのかと感じたし、悪いことばかり考えたよ」とコメントしたロナウドは、カペッロ監督に信頼されていないことを嘆き、どうしたら監督の信頼を取り戻せるのか分からないとも。

さらに、チャンピオンズリーグ、ステアウア・ブカレスト戦でもスタメンを外されたのは首の痛みが原因ではなくカペッロ監督の決断であることを強調したロナウド。

「確かに首は痛かったけれど、午後には良くなったんだ。スタメンを外されたのはそれが原因じゃないと思う。スタメンの座を獲得するために今はとにかくしっかり練習し、我慢するしかない。でも、練習だけっていう状況にはもううんざりなんだ」。

カッサーノ問題で頭を悩ますレアル・マドリーに追い打ちをかけるようなロナウドの不満発言。次々湧き出る問題にレアル・マドリーの悩みは尽きない。

「僕は、やれるだけのことはやっている。しっかり練習しているし、コンディションも良いんだ。とにかくプレーしたくてたまらないし、チャンスが欲しいんだ」。ロナウドは悲痛に訴えるが、いずれにしても与えられたチャンスにゴールという結果で応えるしかない。