アントニオ・カッサーノがナスティック戦終了後にカペッッロ監督に対し「あんたは恥知らず」と暴言を吐き、チームから隔離されてから4日が経つが、カッサーノはカペッロ監督に謝罪する素振りも見せず、1人黙々と練習を続けている。

そんなカッサーノを彼の代理人がACミラン、インテル、そしてナポリといったイタリアのクラブに売り込みをかけているという噂が特にイタリアで出回っているようだが、この噂に対しACミランのガリアーニ副会長は、「今年はカッサーノ獲得についての交渉をするつもりはない。その後はわからない」と真っ向から否定。また、同代理人も2010年までレアル・マドリーとの契約があることを強調し、このカッサーノ売り込み作戦を否定している。

チームから隔離されているカッサーノを受け入れてくれるクラブはないとも考えられるし、このままではチーム練習にも参加できず、試合にも出場できないととまるで四面楚歌のカッサーノ。ここは一刻も早くカッペッロ監督に謝罪することが得策であり、カッサーノ自身のためでもある。クラブ側も早くこの事態を収拾したいはず。1人で練習を続けなければならない日々をカッサーノはどう感じ、何を考えているのだろうか?