今夏の移籍マーケットで、アーセナルからレアル・マドリーへ移籍したスペイン代表のFWホセ・アントニオ・レジェスが、移籍の真相を暴露。イングランドでの生活に嫌気が差したために、母国への復帰を熱望していたことが明らかになった。

 移籍期限の最終日に、MFジュリオ・バプティスタとのトレードでレアル入団を決めたレジェス。現在はレンタル移籍の形だが、シーズン終了後にアーセナルへ復帰する可能性を全面的に否定。イングランドの「退屈な生活」に再び戻るつもりはないと語る。

「プレミアリーグで結果を残せなかったとは思っていないよ。ただ、僕のようなタイプの選手にとって、イングランドはハードすぎる。スペインとは異なるサッカー文化が根付いているからね。それに、あの国の生活にも馴染むことは出来なかった。それは僕の家族も同じ。だって、イングランドでは、午後5時になると、すべてが閉まってしまうんだ。その後は、どこにも行けないし、何もできない。本当に退屈だった。もう戻りたくないね」

 自ら「夢だった」と語るレアル移籍を実現させたレジェスは、「タイトルを勝ち取って、レアル・マドリーが生まれ変わったことを証明したい」と語る。母国での躍進を誓う23歳のスペイン代表は、アーセナルで過ごした「退屈な」2シーズンを、すでに記憶の片隅へと追いやってしまったようだ。