食費の節約になる「下味冷凍」。食材に下味をつけて冷凍保存することで、調理の手間を省き、さらに味が染みておいしいといいことだらけです。ここでは、安く手に入れやすい鶏胸肉を使った下味冷凍のレシピと、アレンジ料理をご紹介。教えてくれたのは、料理研究家の新谷友里江さんです。

コクうまな鶏胸肉の下味冷凍レシピ&アレンジ料理

コクのあるおかずがつくれる下味冷凍「鶏胸のオイマヨ漬け」。胸肉は棒状に切っておくと食べやすく、マヨネーズの油分で仕上がりも驚くほどやわらかに!

●鶏胸のオイマヨ漬け

【材料(つくりやすい分量・1袋分)】

鶏胸肉 2枚(400g)
A[オイスターソース大さじ2 マヨネーズ大さじ1]

【つくり方】

(1) 鶏肉は1.5cm角の棒状に切る。

(2) 冷凍用保存袋にAを入れて混ぜ合わせ、(1)を加えてよくもむ。平らにして空気を抜き、袋の口を閉じて冷凍する。

●スティックチキン

コショウを効かせた衣がやみつきになるウマさ!

【材料(4人分)】

鶏胸のオイマヨ漬け 1袋
A[片栗粉1カップ 粗びきコショウ(黒)小さじ2]
揚げ油 適量
グリーンカール(ちぎる) 適量

【つくり方】

(1) 「鶏胸のオイマヨ漬け」は冷蔵室で自然解凍し、合わせたAをまぶす。

(2) フライパンに揚げ油を深さ1〜2cm注いで中火で熱し、(1)を入れてこんがりと色づくまで3〜4分揚げ焼きにする。器に盛り、グリーンカールを添える。

[1人分327kcal]

●鶏肉とモヤシのオイマヨ蒸し

酒で蒸すことで風味がアップ!

【材料(4人分)】

鶏胸のオイマヨ漬け 1袋
モヤシ 2袋
ニンジン 1/2本
酒 大さじ2
塩 少し
香菜(ざく切り・あれば) 適量

【つくり方】

(1) 「鶏胸のオイマヨ漬け」は電子レンジ(600W)で1分ほど加熱し、表面を解かす。ニンジンは細切りにする。

(2) フライパンに(1)の鶏肉、モヤシ、ニンジンの順に重ね入れ、酒を回しかけ、フタをして中火にかける。温まったら弱火にし、5〜6分蒸し焼きにする。

(3) 肉がほぐれてきたらフタを取り、全体を混ぜながら中火で4〜5分炒め煮にし、塩で味をととのえる。器に盛り、香菜をのせる。

[1人分212kcal]

保存期間は冷凍室で約1か月(魚介は2週間)が目安です。保存袋は縦18×横20cmより大きいサイズの冷凍用を使ってください。このレシピを冷凍せずにつくりたい場合は20分以上漬け込んでください

電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。500Wの場合は1.2倍、700Wの場合は0.8倍を目安に加減してください。機種によって多少差があります

電子レンジやオーブントースターで加熱する際は、付属の説明書に従って、高温に耐えられる耐熱ガラスの皿やボウルなどを使用してください

液体を電子レンジで加熱した場合、取り出して混ぜるときに、場合によって突然沸騰する可能性があります(突沸現象)。できるだけ口の広い容器に入れ、粗熱をとってから取り出すなどご注意ください