KNB北日本放送

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黒部川の出し平ダムと宇奈月ダムで連携排砂が行われていて、現在、水の流れで土砂を流し出す「自然流下」の状態となり、ダムの排砂ゲートから下流へ土砂が排出されています。

出し平ダムと宇奈月ダムをそれぞれ管理する関西電力と国土交通省は、23日午前、大雨により出し平ダムに流れ込む水の量が毎秒250立方メートルに達したことなどから、連携排砂の実施を決めました。

出し平ダムは23日、宇奈月ダムは24日早く排砂ゲートを開きました。24日午前からは、水の流れでダムにたまった土砂を下流に流す「自然流下」の状態に入っています。

ことしの目標排砂量は19万立方メートルで、去年、2年ぶりに行われた連携排砂のおよそ6割です。

自然流下の状態は最大12時間で、その後、排砂ゲートを閉めてそれぞれのダムの水位を上げます。水位を上げたあとは、下流に残った土砂を洗い流すための放流が行われます。