「三目並べ」は、3×3のマスへ交互に○と×を入れていき、同じマークを直線で3つ並べたら勝ちというシンプルなゲームですが、両者が最善手を打ち続ければ必ず引き分けになるという特性があります。この三目並べにサイコロを取り入れて運要素を追加した「Probabilistic Tic-Tac-Toe(確率的三目並べ)」が公開されていたので実際に遊んでみました。

Probabilistic Tic-Tac-Toe | Cameron Sun

https://www.csun.io/2024/06/08/probabilistic-tic-tac-toe.html

確率的三目並べは上記リンクにアクセスすればすぐに遊ぶことができます。

ルールは通常の三目並べと同じですが、確率的三目並べでは各マスを選択したときに必ずサイコロが振られます。サイコロには「笑顔」「真顔」「怒り顔」の3種類の絵が描かれていて、笑顔が出れば自分のマークがマスに書かれ、真顔であれば何も起こらずに相手に手番が移り、怒り顔が出れば相手のマークがマスに書かれることになります。それぞれの顔が出現する確率は各マスに書かれています。



以下の動画を見れば、どんな感じでゲームが進行するのかがわかります。音声はありません。

三目並べにサイコロ要素を追加した無料ゲーム「Probabilistic Tic-Tac-Toe」プレイ動画 - YouTube

初手はプレイヤー。今回は下段真ん中をクリックします。笑顔の出現確率が70%と比較的高く、同じく70%の上段真ん中と下段右との相性が良いためです。



サイコロが振られ、笑顔が出ました。



笑顔が出たので自分のマークである「×」が書き込まれます。



次はCPUの手番。笑顔70%の下段右を狙われましたが、出現確率20%の怒り顔を引いてしまったようです。



プレイヤーのマークである×が書き込まれました。



ゲームを終わらせるべく下段左をクリック。笑顔が出る確率は50%と先ほどより低く、成功するかどうかは微妙なところ。



残念ながら真顔が出たため、何も起こらずに手番がCPUに移りました。



CPUもプレイヤーを阻止しようと下段左を選択。



ところが、怒り顔が出現。×が書き込まれ、運よくプレイヤーが勝利しました。



続いて2試合目に突入。CPUの手番からスタートです。CPUは笑顔60%のマスを狙いにいきましたが、35%の怒り顔を引いてしまった様子。



初手からプレイヤーに有利な始まりとなりました。



手番が回ってきたので中段左を狙いましたが、真顔に。



上段真ん中を選んだCPUはまたしても怒り顔を引きます。



プレイヤーは上段左を選択。笑顔が出てリーチが2つできあがりました。



CPUは上段右を選択。65%の笑顔を引き当てリーチとなっていた1列をつぶします。



プレイヤーは順当に中段左を選択し、笑顔を引き当て勝利しました。



運要素が加わることでただの三目並べが若干面白くなり、笑顔の出現確率が高いマスをどう選ぶか、どうすれば相手に怒り顔の出現確率が高いマスを選ばせることができるのかといった戦略も生まれます。CPU対戦以外にも、画面右上の「1P|2P」をクリックすればローカルで2人対戦ができます。