米国競馬のG1レース、第156回ベルモント・ステークス。優勝したルイス・サエス騎手騎乗のドーノック(2024年6月8日撮影)。(c)Sarah Stier/Getty Images/AFP

写真拡大

【AFP=時事】米国競馬のG1レース、第156回ベルモント・ステークス(156th Belmont Stakes、3歳、ダート約2000メートル)が8日、ニューヨーク州サラトガスプリングス(Saratoga Springs)のサラトガ競馬場(Saratoga Race Course)で開催され、ルイス・サエス(Luis Saez)騎手騎乗のドーノック(Dornoch)が優勝した。

 今年のベルモント・ステークスは通常と異なり、例年の会場のベルモントパーク競馬場(Belmont Park)が改修中のためサラトガ競馬場で行われ、距離も2400メートルから2000メートルに短縮された。

 ドーノックはホームストレートでのマインドフレーム(Mindframe)の追い上げをしのいで今季の米クラシック3冠最後のレースを制した。ケンタッキーダービー(150th Kentucky Derby、3歳、ダート約2000メートル)準優勝のシエラレオーネ(Sierra Leone)が3着に入った。

 ダニー・ガーガン(Danny Gargan)調教師は3冠初優勝。サエス騎手はエッセンシャルクオリティ(Essential Quality)に騎乗した2021年に続いてベルモント・ステークス2勝目を挙げた。

 クラシック3冠すべてで別の馬が優勝するのは、これで6年連続となる。

 レース前にはケンタッキーダービーを制したミスティックダン(Mystik Dan)とプリークネス・ステークス(149th Preakness Stakes、3歳、ダート約1900メートル)を制したシーズザグレイ(Seize the Grey)の対決が注目を集めていたが、シーズザグレイが内ラチ際から一時先頭に立った中で、抜け出したドーノックが最後まで追い上げを許さずに快勝を収めた。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
シーズザグレイがプリークネスS優勝 88歳ルーカス調教師は最年長V
ミスティックダンがケンタッキーダービー優勝 フォーエバーヤング3着
アルカンジェロがベルモントS制す、女性調教師が3冠レース初制覇