【レポート】ゆず、アイスショー『氷艶hyoen 2024』初日公演に登場!新曲「十字星」などを披露

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■ゆずは、ラストシーンで特設ムービングステージに乗って登場!

ゆずが6月8日に神奈川・横浜アリーナで開幕したアイスショー『氷艶hyoen 2024 -十字星のキセキ-』に登場、本イベントのために書き下ろした新曲「十字星」などを披露した。

『氷艶』はフィギュアスケートの氷上ならではの美しくしなやかな演技と感情表現を通じて日本文化を伝える艶やかな舞台を作っていきたいという想いを込め、2017年5月に『氷艶hyoen2017 -破沙羅-』が国立代々木競技場第一体育館にて初開催。2019年7月には『氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-』が横浜アリーナで開かれ、今作は5年ぶりの第3弾となる。

出演するのは主演の高橋大輔はじめ、荒川静香、村元哉中、友野一希、島田高志郎らのスケーターと、大野拓朗、エハラマサヒロ、長谷川開、エリアンナ、まりゑといったミュージカルなどで活躍する俳優からなる9人のキャスト陣。

ここに19人のアンサンブルメンバー、10人のキッズスケーターが加わり、総勢38人の大所帯で編成される。

全2幕22のシーンで構成されるストーリーは、幼馴染で大の仲良しのトキオ(大野拓朗)とカケル(高橋大輔)、ユキ(村元哉中)の少年少女時代で幕を開ける。3人は未来の夢を語らいながら、いつまでも一緒に大切な友達でいることを誓う。やがて大人になった3人は、ユキが病に倒れ、カケルが事故で命を落とす。

本演目は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』がモチーフとなっており、ひとり残されたトキオは「銀河鉄道」に乗車。そこで亡くなったカケルと再会し、ふたりで様々な星を訪れていく。

横浜アリーナのアリーナ部分が広大なアイスリンクステージとなり、正面に巨大なマルチスクリーン、左右と最前のリンクの端にも横長サイズのモニターが配置されシーンごとに様々な映像を映し出す。

「ケンタウルス座」での色鮮やかな衣装に身を包んだスケーターたち。「白鳥座」で登場するユキの純白のコスチューム、「サソリ座」での富豪夫人(荒川静香)の炎の衣装と真っ赤なサソリの女王(エリアンナ)に漆黒のゾンビたちと、随所に印象的な「色」が配され、視覚的にも楽しめる。

さらに広大なアイスリンクステージを目にも留まらぬスピードで縦横無尽に駆け巡るスケーターたちの群舞の迫力には、ただただ圧倒される。

そして本公演を支える重要なファクターとなっているのがほぼ全編にわたって使われるゆずの音楽。「with you」「SEIMEI」「イロトリドリ」「奇々怪界-KIKIKAIKAI-」といったお馴染みのゆず曲を、ときには高橋大輔や大野拓朗がソロで歌唱し、ときにはキャスト全員がコーラスで、力強く美しいアンサンブルハーモニーを聴かせる。

特筆すべきはすべての歌詞が各シーンの背景やストーリーとリンクしていること。膨大な数のなかから選曲し、各シーンに結びつけるという気の遠くなるような作業を経て、この素晴らしいコラボレーションが具現化された。

ラストシーンでは、特設ムービングステージに乗ったゆずが登場。白い衣装に身を包んだふたりが、この日初披露したのは本作のために書き下ろした新曲「十字星」。スクリーンには歌詞も映し出される。そこにはカケルとトキオの友情、運命に絆といった本公演に通底するテーマが描かれていた。

曲後半には高橋大輔と大野拓朗もステージに表れ、曲に合わせて舞い踊った。北川悠仁はMCのあと「虹」を歌唱。

「ビューティフル」ではオールキャストも登場し、2時間30分超に及んだ『氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-』初日公演が幕を閉じた。

『氷艶hyoen 2024 -十字星のキセキ-』は6月11日まで同会場で上演される。なお、千穐楽公演(6月11日)は、CS日テレプラスにて生中継される。

また、この日初披露されたゆずの「十字星」は、7月31日にリリースされるゆずのニューアルバム『図鑑』に収録される。

『氷艶』公式サイト
https://hyoen.jp/

ゆず OFFICIAL SITE
https://yuzu-official.com/