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よくよく考えたらアウトなのです。

電動自動車テスラの「サイバートラック」は、無塗装でステンレスむき出しボディーが非常に特徴的です。

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの車「デロリアン」と外見がソックリ。元を辿ると、同じ遺伝子だったりします。

鏡面仕上げにしてみた

金属は錆びたり曇ったりしているより、ピカピカの方が見栄えが良いもの。そこで「サイバートラック」を4人がかりで、1週間ほどの時間をかけて鏡のようにしてしまった猛者が登場しました。

施工したのは、ミズーリ州の会社「The Polishing Guy」。ピッカピカに磨いている様子がこちらです。

同じ車かは不明ですが、鏡面サイバートラックが走っている姿がこちらです。

真横に自分の車など分かりやすい物体が反射していれば、鏡のようになっていることが判明します。

実は危ない

文句ナシにカッコ良いのですが…周囲に溶け込んで映画『プレデター』のステルス迷彩みたいになってしまいますね。

もし路面や芝生が地続きに見える角度で映り込むと? 車体の下半分が存在しない、手品のトリックみたいになります。

条件によっては、他者が照らすヘッドライトや、太陽光の反射が人の目を眩ませると不要な事故を誘発しかねません。

禁止している国もある

YANKO DESIGNいわく、広大な土地でスピードを上げがちなオーストラリアやニュージーランドなどでは、こうした鏡面仕上げの自動車を禁止しているのだそうです。きっと以前に事故の事例でもあったのでしょう。

路上で走る銀色の車は、ピカピカの鏡の塊よりも多少曇ったトーンの業務用キッチンみたいな色の方が安全なんですね。ひとつ勉強になりました。

Source: X (1, 2), Facebook via YANKO DESIGN

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