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交通系ICカードを活用した栃木県内で初めてとなる子どもの見守りサービスが、4日から宇都宮市内の私立の中学校で始まりました。

交通系ICカードとして宇都宮市が市内のすべての中学生に配布している「totra(トトラ)」などを活用した子ども見守りサービスを県内で初めて導入したのは、宇都宮短期大学附属中学校です。

このサービスは生徒が登下校時にICカードをかざすことで、事前に登録した家族のもとに登校や下校した時間の通知が届く仕組みです。宇都宮短期大学附属中学校では、4日朝の登校時からまずは実証実験として6つのクラスで運用が始まりました。

システムを提供するのは真岡市出身の廣澤孝之さんが社長を務めるベンチャー企業です。廣澤さんの手掛けるサービスは、見守り機能のほかにデジタル技術で地域の課題を解決できる機能が備わっていて、ボランティアの呼びかけや独自の電子決済、ポイント機能などの提供も可能だということです。「totra」などを活用した見守りサービスの本格導入は9月からを見込んでいます。