とちぎテレビ

栃木県産のイチゴの販売額が３年連続で過去最高となる見通しであることが３０日、分かりました。

これは３０日から始まった県議会の質疑・質問の中で福田富一知事が明らかにしたものです。栃木県のイチゴの生産量のおよそ９割を占めるＪＡグループによりますと去年１０月から今年６月末にかけての２０２４年産の販売金額は、４月３０日時点の速報値で、２６７億１４００万円で、これまで過去最高だった昨シーズン産の２６６億３８００万円をすでに７６００万円上回り、３年連続で過去最高となる見通しです。

これまでの主力品種だったとちおとめと比べて同じ面積の作付けで２割ほど多く収穫できるとちあいかの作付面積が２５５ヘクタール、販売金額が１７２億３８００万円と倍以上に増えたことが主な要因です。

とちあいかが、とちおとめの作付け面積と販売金額を上回るのはこれが初めてで、名実ともに「いちご王国栃木」の主力品種になりました。例年、５月いっぱいのＪＡグループの速報値が来月開かれる県議会の常任委員会で公表されていて、生産量は５７年連続日本一になる見通しです。