教育現場に適したタブレット端末は? 城北高校で新しいタブレット端末を用いた授業が行われ県教委らが視察【徳島】
「みんなの端末はみんなの名前がどこにも記録されてないので、みんなの名前が分かりやすいように名前の登録をしてもらおうと思います」
5月29日、徳島市の城北高校では、生徒たちが新しく導入されたタブレット端末を使用して授業が行われました。
「どこにさす」
この授業では、教育現場に適したタブレット端末を検討していこうと、徳島県教育委員会の中川斉史教育長らが視察を行いました。
生徒たちはタブレット端末を起動して立ち上がりの早さを確認したり、用意された教材にアクセスして課題に取り組むなどしていました。
（徳島県教育委員会 中川斉史教育長）
「使い勝手はどう?」
（生徒）
「きれい画質が」
（徳島県教育委員会 中川斉史教育長）
「つながりやすさはいい感じ?トラブルはなし?いいこっちゃ」
（生徒）
「前よりは接続とかスムーズだから、使いやすいなって思います」
これまで県立学校で使われていた端末は、ほとんどが「WindowsOS」を搭載したものでした。
一方、2023年9月にタブレット端末が相次いで故障した問題を受け発足した教育DX加速化委員会で、より教育現場に適したタブレット端末について見直すことになりました。
「ChromeOS」搭載の端末について、生徒はどのように感じたのでしょうか?
（生徒）
「ちょっと構造が変わったので完璧とは言えないけれど、打つとき軽かったり滑らかだったり、機能的にはやりやすいと思った」
「前のパソコンでは電源もつかなかったり、授業も全然受けにくかったので、今回のパソコンに変わって使えるようになってとてもよかった」
（徳島県教育委員会 中川斉史教育長）
「きょうの授業で言うと、私は『これまでの端末に比べて違うな』っていうのをまず感じてほしい。私の方から、バッテリーすごく持つからねと言うと、すごく喜んで。生徒の感想というか感じたことが一番ユーザーの視点だと思うので、それを大事にしていきたい」
「ChromeOS」を搭載した端末は、城北高校のほか那賀高校や池田高校に合わせて1500台が配備されていて、使用した生徒や教員の意見を聞きながら、今後の端末の選定にいかしていくということです。
