おむすび版どん兵衛と本家どん兵衛を禁断の食べ比べ! 再現度を調査してみた
![おむすび版と本物の二つを食べ比べ](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/d/e/deb5e_1562_19d720f3_29994b8d-m.jpg)
●いわゆる天むすとは全く違う天ぷらむすびの新境地
早速パッケージに記された文言に従い、どん兵衛 天ぷらむすびをレンジで温めて準備OK。本家どん兵衛もお湯を入れて3分待ち、後乗せの天ぷらを浮かべた。まずは、おむすびの封を開けて香りから確かめてみよう。ほうほう、記憶の中のどん兵衛とはかなり近い気がする。
お次は、天ぷらちょっととおむすびのご飯部分をパクリ。炊き込みご飯とはまた違う、若干甘い出汁の味わいが口に広がる。パッケージの注意事項に「麺は入っておりません」と書かれてある通り、もちろんそばの姿はないが、これも記憶の中のどん兵衛とほぼ一緒の味わいだ。
ということで、やはりどん兵衛のそばをズルルルっと啜ってみると、流石にこれはちょいと別物。香り同様、食べた後の風味はかなり近いが、そりゃご飯とそばだもの、違って当然。そばは空気を含みながらいただく分、味に柔らかさと膨らみを感じるのに対し、おむすびはダイレクトに出汁の味が伝わってくる。惜しい。
最後に天ぷら部分を比較。天ぷらむすびの方は、レンジでチンしたこともあってフワフワと柔らかい。海老の風味と玉ねぎの食感が楽しめ、おむすびとしてのクオリティーの高さを見せつけられた。では、本家どん兵衛の後乗せ天ぷらをいただいてみると、「こりゃ当たり前だけど全然ちがーう!」。どん兵衛の天ぷらは、汁につかっていないサクサク食感と、汁を吸ったジュンワリ食感、この二つが同時に楽しめるのが魅力。それをおむすびで表現するのは確かに不可能だ。でも、おいしいんだから無問題でしょう。
というわけで、このどん兵衛 天ぷらむすび、香りや風味、なんなら味わいまで最高レベルの再現度であることが分かった。あと、普通においしいです。そもそも、おむすびとそばを実際に食べて比較するのは無理がある、と少々反省した昼下がりでした。(エフェクト・山葉のぶゆき)