Google ストアで高コスパスマホ「Pixel 8a」を購入!

Android搭載スマートフォン(スマホ)の人気シリーズとしてGoogleが「Made by Google」として自社ブランドで展開している「Pixel」シリーズがあります。PixelはGoogleからリリースされているため、OSアップデートやセキュリティーアップデートが早く提供され、これらのアップデート保証期間も長くなっているいるので使っていて安心感があります。

そうしたPixelシリーズの中でも特に“a”シリーズはコストパフォーマンス(コスパ)が良く、ライバルとなる「iPhone」の“SE”シリーズのような購入しやすいカテゴリーとなっており、さらにスペック的にも他のハイエンドスマホには及ばないものの、Pixelシリーズとしてはフラッグシップモデルと同じチップセット(SoC)を搭載し、ミドルレンジ以上の性能を持っています。

今回はそんなPixelシリーズの“a”シリーズとして新たに発売された最新機種「Pixel 8a」をグーグル(以下、Google Japan)の公式Webショップ「Google ストア」にて購入しましたので、購入理由などを含めて紹介していきたいと思います。


これまで使ってきたPixel 6a

筆者は2022年7月に発売になった「Pixel 6a」をこれまで使っていました。ソフトバンクのキャンペーン期間に「新トクするサポート」で毎月1円(金額はすべて税込)で使えるタイミングで購入しました。具体的には24カ月は毎月1円、次の24カ月は1,410円/月という内容で、2年後に返却する前提ならば2年間24円でレンタルでき、25カ月以降も利用する場合でも1,410円/月×24回=33,840円が追加でかかるだけとなっていました。

またPixel 6aは発売から5年間(2027年7月まで)のセキュリティアップデートと発売から3年間(2025年7月まで)のOSアップデートが保証されており、動作的にも問題はなくまだまだ実用でき、最新のAndroid 14にアップデート済で使っていました。ベンチマークアプリ「Antutu Benchmark」でも80万ポイントを超えており、現状のミドルレンジ並みの機能になっています。


Pixel 6aのベンチマーク

一方でPixel 6aを使い始めてそろそろ2年になるため、継続して利用するか、返却するか決める時期になりました。残金33,840円に関してこのまま使い続けても十分使えるとは思いますが、今回はその分の予算を新機種に使うことにしました。検討しているタイミングにちょうど後継機種のPixel 8aが2024年5月14日(火)に発売されたというのもあり、Pixel 8aに機種変更をすることにしました。

ただし、Pixel 8aの購入はPixel 6aのときのようにソフトバンクなどの移動体通信事業者(MNO)の返却すると残価が免除される施策を利用せず、Google ストアにて販売されているメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)を購入しました。これはPixel 8aが7年間のOSアップデートとセキュリティーアップデートの保証があり、仮に2年後などに次の製品を購入しようと思った場合に買取価格も高めに設定されているのではと予想し、メーカー版でもコスパが良いと考えたためです。


Pixel 8aの背面。リアカメラは2眼を搭載

Google ストアでのPixel 8aの価格は72,600円となっており、キャンペーンによって5月21日までに購入すると次回のGoogle ストアでの買い物に使える20,000円分のストアクレジットがプレゼントされていました。ちなみに、MNO(以下、キャリア)版については価格がNTTドコモでは84,480円、auでは80,000円、SoftBankでは88,560円となっており、ここから各社の割引や還元などの施策が利用できます。

Pixel 8aはSoCに上位機種の「Pixel 8」や「Pixel 8 Pro」と同じ「Google Tensor G3」を搭載し、画面は約6.1インチOLEDパネル「Actua」ディスプレイ(リフレッシュレート60〜120Hzの可変式)で、カラーは4種類(オブシディアン、アロエ、ポーセリン、ベイ)、サイズは約152.1×72.7×8.9mm、重さは約188gとなっています。Antutu BenchmarkではPixel 6aよりも20%ほど高い約100万ポイントとなっています。


Pixel 8aのAntutu Benchmarkでは約100万ポイント

またPixel 8aのリアカメラは2眼カメラでメインが広角カメラ(約6400万画素CMOS、F1.89、光学式・電子式手ブレ補正機能内蔵)で、サブが超広角カメラ(約1300万画素CMOS、F2.2)となっており、フロントカメラは広角カメラ(約1300万画素CMOS、F2.2)で顔認証に対応しています。また生体認証として画面内指紋センサーも搭載。バッテリー容量は4492mAh(急速充電18W、Qi準拠のワイヤレス充電対応)です。

さらにSoCにGoogle Tensor G3を採用しているため、AI機能が快適に利用でき、内蔵AIアシスタントで生成AI「Gemini」が利用可能なため、文字入力や音声入力、画像読み込みに対応しています。画像編集機能の「編集マジック」(写真内の被写体やオブジェクトを消したり位置を動かすことが可能)、「ベストテイク」(集合写真で個別にベストテイクを合成)、「音声消しゴムマジック」(動画内の特定の音を除去)も利用できます。


編集マジックの作例(編集前)



編集マジックの作例(編集後)

すでに実際にPixel 8aを購入して使っていますが、使い始めもPixel 6aからPixel 8aへの移行は簡単に行うことができました。Pixel 8aの初期起動時にデータ引継ぎのメニューが表示されて簡単に作業が可能です。


Pixel 8aの「別のデバイスを使ったセットアップ」の画面

なお、Pixel 6aの返却ですが、ソフトバンクの店頭で行う方法に加え、オンラインサポート「My Softbank」で行う方法がありますが、今回はソフトバンク店頭で申し込みを行いました。ソフトバンク店頭にて契約番号や製品製造番号(IMEI)、身分証明書を提示して書類を作成してもらい、返却キットを受け取ります。返却キットの封筒にスマホ本体と作成してもらったスマホ添え状を郵便ポストに投函して完了です。ただし、キットは店頭で受け取った翌月末までに送付する必要があります。


ソフトバンクの返却キット

今回の機種変更は同じキャリアで行う方法ではなく、キャリア版からメーカー版への機種変更となりました。多少面倒な作業が増えますが、メーカー版をオンラインで購入後、キャリア版を店頭手続きしたたため、データ引き継ぎの期間にも余裕があり、スムーズに行うことができました。Pixel 6aで現状特に不満はなかったのですが、Pixel 8aはより快適に操作ができるようになりましたので、今後さらに活用していきたいと思います。

記事執筆:伊藤 浩一


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